LinkedIn:ホテルに帰ってやるべきこと

皆さんは展示会やイベントで新たな人と知り合った時、交換した名刺を「名刺管理ソフト」に入力する作業をしていますか?私の場合は外国人の場合はまず LinkedInでサーチして「繋がりリクエスト」を送ります。名刺交換などせず、いきなりスマホアプリの LinkedInでサーチして、会ったその場で繋がってしまうこともよくあります。私の場合は、スペルの確認のため、一応紙の名刺を貰っておくようにして、ホテルに帰って一息ついたときに、忘れないうちに「繋がりリクエスト」を送ってしまいます。

今回、EFI/REGGIANIのイベントで知り合った EFIの CEOに就任したばかりの Bill Muir氏とも早速繋がりました。イベントで立ち話もしたので、もういつでも直接メッセージを送ることができます。会うためのアポを取るのもダイレクトにメッセージを送ることがでいます。多忙な人と思われるので、実際に会う場合には秘書が時間調整をするでしょうが、「会いたい」という最初のリクエストは直接届けることができます。これがスピード感というものでしょう。

中央の Jason Oliverは元 EFI/JETRION -> Heidelberg -> Dover(Eurupe) -> GE Additiveと転職した旧友、右の Hanan Hothaitはイスラエルの X-Jetでインクジェット法でソーラーパネルの配線を形成するプロジェクトから転じて、金属の 3Dプリンタを開発した人物で、今を時めく Stratasysの前身である Objetの創業者です。今回の Formnextは彼に招待してもらいました。

注目して頂きたいのは、Jasonと私には「共通のつながりが 263人もいる」ということです。全く別のビジネス人生を歩んで来た二人の間に 263人もの共通の知人がいる、かつお互いから誰が共通の知人なのかが固有名詞単位で見えている…これがどういう意味を持つか想像できますか?私には現在 LinkedInで 3,000+の繋がりがおり、Jasonだけでなく他の人ともそれぞれ数人から数百人の「共通のつながり」がいます。これがどういうことか、ここからどういうことが可能になるのをわかって頂けるでしょうか?

私はインクジェットに関わることで知り合った人を中心に LinkedInでは 3,000+人の繋がりを形成してきましたが、それを含むデジタルプリンティング・3Dプリンティングなどのバーチャルなコミュニティの中で、皆が相互に繋がりあい、いつでも連絡が取れ、まだ繋がっていない誰かを紹介もして貰うことができ、わからないことがあればそのコミュニティに質問を投げれば誰かはなんらかのレスポンスをくれる…そんな状況になっているのです。

「仕事力は人脈力」と言われることがありますが、それはこういうことなのかと最近実感しています。人脈を作るためのイベントや勉強会などに無理をして参加する必要は無いのです。普通に仕事の中で知り合った人と LinkedInで繋がり、「繋がった人の繋がりリスト」の中から、この人と繋がりたいという人が見つかればまた「繋がりリクエスト」を送る、誰かから来た場合にも、プロフィールと共通の繋がりを確認して Acceptする…そんなことを積み重ねていくだけのことなんです。

50歳代の人にはもうお勧めしません。その理由はここに書きました。もう手遅れです。早く退場してください(笑)逆に40歳代以下の方々は今すぐ始めましょう!何年かすれば、あなたも立派なバーチャルなコミュニティの一員となっているでしょう!

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