誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(58):★★★オイビン Oybin -3-

★★★オイビン Oybin -2- からの続きです

雨模様の天気の中、Kurort Oybin駅を目指して蒸気機関車に牽かれた狭軌鉄道の列車はのんびり進みます。

天気が良くないので視界がイマイチですが、↑↑ の 0:05あたりから画面右手(進行方向左前方)に奇岩の山が見えてきます。オイビン山と思われます。

独語 Wikipediaによれば:「オイビンは、ザクセン州南東部の同名の町の上にあるツィッタウ山脈にある標高514mの山である。皇帝カレル4世が隠居所にしたオイビン城跡や、1369年に設立されたケーレスタイン(Cölestiner)修道院がある。ヘーエンブルク(Höhenburg)の城郭群は、オイビン山の山頂部一帯を占めている。西側の皇帝の部屋のある実際の城のほか、修道院跡、オイビン市営の山岳墓地、城内レストランなどがある。山の最高地点にはカメラオブスクラがある。斜面にあるオイビンの山の教会には、内部に絵画があり、一見の価値がある」とのことです。

↑↑ Teufelsmühleというホテルが見えます。ホテルのサイトによれば「Teufelsmühleは Oybinで最も古い製粉所で、1500年頃に建てられた。1562年に “Bretmühle unter dem Oywin “という名で初めて文献に記載される。1574年、製材所から製粉所に改築される。1800年頃から “Teufelsmühle”(悪魔の粉ひき場)という名称が一般的になったらしい。長い間子供のいない結婚生活の後、世襲の粉屋 Herbrigに小さな娘が生まれた。その喜びは大きく、彼は鳩の絵を玄関に飾らせ、「鳩がやってきて、家に大きな喜びをもたらした」と刻んだ。 この絵にちなんで工場は「Teubchenmühle」と呼ばれ、後に「Teufelsmühle」となった。私たちの方言をご存知の方はご存知かも知れないが、私たちは決してTäubchenとは言わず、TäublまたはToiblと言うのである。これがやがて「Toiblmühle」「Teufelsmühle」となっていったと思われる」とあります。

終点の Kurort Oybinは Teufelsmühle駅の一つ先で、10分ほどの停車時間の間に機関車を付け替えて、また Zittauに戻ります。

★★★オイビン Oybin -4- に続きます

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