IGAS:Hall 1 小森コーポ・コニカミノルタ・ブラザー・理想科学・京セラDS

[小森コーポレーション]

Hall 1は小森コーポレーションが壁面一杯に大面積のブースを構え、オフセット印刷機の展示を軸に据えていました。IS29(コニカミノルタとのコラボ機)や NS40(ランダ技術機)の実機展示は無く、インクジェット機の方向付けという視点からはちょっと拍子抜けの感じです。

[コニカミノルタ]

デジタル機ではコニカミノルタがインクジェット機 AccurioJet KM-1eと、トナーベースのラベルプリンター AccurioLabel 400を主体に展示していました。私の前職でインクジェットを担当していた時から、このトナーベースのラベル向けロール機は「あり」だと支持していました。

インクジェットで UVインク機を開発すると、ヘッドユニットや UVランプ、搬送系などで直ぐにかなりのコストが積み上がるのに対して、トナー機はそもそもの紙向け枚葉機の量産でかなりコストはこなれており、それをロールに改造しても殆どの部品は枚葉機と共用できるため、製造原価を抑えることが可能で、インクジェット機と比べて、高画質かつ手頃な価格で市場投入が可能です。実際、この分野は同社の期待以上の実績を挙げているとのことです。

他の電子写真の大手でも、やればこういう機種の商品化は可能だったと思われますが、これを開発&市場投入したチームのパワーが、社内の慎重論に優った(他社はその逆)ということではないでしょうか・・・既に市場ではかなりのステイタスを築いており、ここから追いかけるのは結構大変でしょうね。

インクジェットの B2枚葉機 AccurioJet KM-1eは、私が現役時代の drupa 2012で初展示してから 10年が経ち、画質の向上や対応メディアが増えたなど、細かいながらも重要な改良は改良はありますが、基本的なエンジンは大きく変わってはいません。ど~なってるんでしょ~ね~(笑)

[ブラザー工業]

ブラザー工業が巨額の資金を投入して買収した(当時約 1,800億円だったと記憶)英国 DOMINO社の高速高画質ラベルプリンターですが、実機の展示はありません。ヨーロッパでは一定の地位を築いていると認識していますが、日本ではどのように市場開拓していくのでしょうか?

[理想科学]

理想科学は高速機 VALEZUS T2200を前面に出しての展示。今回、私が主催した JITF2022のブックレットの印刷をお願いしましたが、(ワンパス)インクジェット泣かせのフルベタの表紙も、コンテンツも綺麗にプリントされています。次回は京セラドキュメントソリューションの ↓↓ このマシンでお願いしてみようかな!

[京セラドキュメントソリューション]

IGAS:Hall 2 SCREEN GS・キヤノン・花王など
IGAS:Hall 3 リコー・富士フイルム・ミヤコシ・ホリゾンなど
IGAS:Hall 5 エプソン・HPなど
IGAS:Hall 6 ミマキ・オーシャン・杭州宏華・コダック・ハイデルベルクなど
IGAS:Hall 6 企画コーナー

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