Think Smart Factory 2019:京都みやこめっせ

ヨーロッパへの出張の前日、11月12日に京都で 11日~13日の3日間開催されていた「Think Smart Factory 2019」を覗いて来ました。文字通り、覗いただけという感じで、またこの印刷業界には専門家や論客も多く、私などがコメントする余地は無いというのが正直なところです。

主催はTSF運営委員会、運営はホリゾン(後加工機のメーカー)という建付けになっていますが、スイスの後加工機メーカー Hunkelerが開催する Hunkeler Innovations Dayを日本にもって来たということでしょうか。

従来の IPEX(英国)や PRINT(米国)などの商業印刷系総合展示会が消滅したり衰退していく流れの中で、後加工機という「印刷そのもの」ではなく、印刷最終製品に仕上げる機器のメーカーが主体となって、どんなデジタル機とも組んで、ワークフローで軸を通してデジタル印刷の可能性を見せる・・・そういう新しいコンセプトの展示会と理解しました。

「これはあり!」だなあと思います。また別記事で書くつもりですが、展示会には賞味期限というのがあるように思います。ちょっと小難しいことを申せば、イノベーションのジレンマもしかり、発展の中に既に崩壊の萌芽を内包しているとする歴史観もしかり・・・展示会が設立された当時の外的環境の変化に追従できないと、衰退して、その時の新たな環境にマッチした新しい展示会を設立しようという機運となる・・・ということでしょうか。

そういう意味では、今回の Think Smart Factory 2019が、東京ビッグサイトではなく、京都で開催されたというのも、場所の呪縛を断ち切るという意味でも意味が有ったように感じるのは私だけでしょうか?

個人的には12日夜の京都鉄道博物館で行われたネットワーキングイベントも良かったなあと思います。IGASがこれに対抗するならビッグサイトではなく、大宮の鉄道博物館での開催はいかが?(笑)

おや?私がドイツ鉄道の特急 ICEに乗るたびに記念に集めてくる、車内配布の時刻表をスクリーンが展示しているぞ?やはり噂は本当だったということかな(笑)この時刻表、再生紙と思しき薄い紙に、時刻や行先などの文字情報だけならともかく、フルベタの広告なども掲載されているのに(当然ながら)コックリングなどもなく、非常にいい出来ですね!私のような鉄ちゃんでなくても、記念に持って帰る人はいます。

個人的には、はつかり型と称されたキハ81と3枚窓の初期の湘南型に会えたのがよかったです(笑)

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