誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(44):★★★ゾースト Soest -6-

★★★ゾースト Soest -5- からの続きです

聖パトロクリ聖堂(St.-Patrokli-Dom)の中に入ってみます。ちょうどミサが始まる時間だったようで聖歌隊や聖職者、地元の有力者と思しき人達が入場してきます。また、「Die Westfälische Krippe」と呼ばれる、イエスの生誕シーンを表現した造作物も展示されています。ベツレヘムの馬小屋の代わりに典型的なヴェストファーレンの農家を舞台としています。

↓↓ 聖歌隊の入場

↓↓ ミサの様子

画像や動画のタイムスタンプが 2018.1.21となっているのですが、Die Westfälische Krippeはクリスマスの飾りつけだし、聖堂の前のほうにはツリーが飾られていることから 12月のように思えますね。しかし、マルクト広場にはそれらしい飾りつけは全く無かったよな~…どういうことなんだろう?まあ、あまり気にしないでください(笑)

↓↓ しかし…このテーマで二千年も続けられるというのも凄いことですね・・・

【Westfälische Krippe:ヴェストファーレンのキリスト降誕シーン】

ドイツでは待降節(クリスマス前の4週間)になると、あちこちの街角や教会に「キリスト降誕シーン」を表現した造作物が設置されます。これを「Krippe(本来の意味はベビーベッド)」と呼びますが、この聖堂にあるものは規模やシーンの多彩なことで有名なようです。説明を観光サイトから引用しておきます。

「ヴェストファーレン州だけでも、間違いなく数多くの異なるキリスト降誕シーン(Krippe)があります。しかし、1976年からこの形で存在する聖パトロクリのものは、非常に特別なものです。本当の意味での馬小屋は描かれていませんが、ヴェストファーレン州の典型的な農家が聖家族の宿泊施設として使われていいます。すべてにこだわりが感じられ、この美しいキリスト降誕のシーンを実現するために必要な、丹念なディテールワークが想像されます。

毎年、約 8万人の観光客が訪れ、これに驚嘆するのです。この Krippeは、アドベントの 2日から 2月 2日の主の降誕祭まで設置されるのが伝統となっています。クリスマスの福音は、天使による受胎告知からキリスト降誕、三聖人の到来まで、さまざまな場面で描かれています。ヴェストファーレン州のキリスト降誕シーンは、細部を間近に鑑賞できるよう、四方八方から眺めることができます。」…(タイムスタンプの謎が解けました。やはり 1月 21日で合っているようです。こういうものは大体 1月 6日(三聖人の日)あたりで撤去されるのですが、ここのは 2月 2日まで展示してあるんですね)


★★★ゾースト Soest -7- に続きます

関連記事

ページ上部へ戻る