誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(25):★★ノルトハウゼン Nordhausen -2-

★★ノルトハウゼン Nordhausen -1-からの続きです

ノルトハウゼンの町を歩きます。ホテルは旧市街ではなく、ちょっとはずれた場所ですが、駅からは 500メートルくらいと近いです。夜に到着するので駅に近い方がというのが主な理由ですが、旧市街にはホテルらしいホテル無いようですね。アパートでもよかったんですが・・・。

日本語 Wikipediaによると「ノルトハウゼン(Nordhausen)は、ドイツのテューリンゲン州にある、ハルツ山地南端に位置する人口約45,000人の都市で、ノルトハウゼン郡の郡庁所在地である。かつてはたばこ産業で知られ、今も蒸留酒(コルン)の「ノルトハウザー・ドッペルコルン」で知られている。」とあります。これがここに来た目的のひとつでもあるのです。

↓↓ ホテルの部屋からの眺め

↓↓ ホテルを出て Freiherr-vom-Stein通りを歩き、橋を渡って右に折れ、Bahnhof通りに合流して旧市街方面を時計回りに歩きます

↓↓ いきなりこんな立派な建物の廃墟に出会います。

↓↓ その向こうにファッハヴェルクハウスがありますが、左半分はゲームセンター(Spielhalle)、右半分は中華料理「上海」になってます。中華はたくましいですね~。どこにでも定着し、現地の中流層が気軽にいける価格設定で頑張っています。日本料理は高価格設定で比較的お金に余裕がある層をターゲットとすることが多いので、概ね大都市にしかありません。このレベルの地方都市で日本料理屋らしきものを見かけたら、オーナーや料理人はまず日本人ではありません。日本料理は中華やベトナム料理より高めの価格設定ができるので、「もどき」も発生するのです。

↓↓ 駅から真っすぐ旧市街に繋がる Bahnhof通り(途中から Lauten通り)に入ります。旧市街に向かっては緩やかな登り坂になっています。

↓↓ 駅に繋がる路面電車が走っています。が・・・なんだか、妙にさっぱりした町だな~という印象。建物の様式に歴史を感じないんです。カッセルなんかもそういう感じです。こういう印象の町というのは大抵は第二次大戦末期に爆撃を受け、市街地がボロボロに破壊されたところから再建されたというのが多いようです。ここは近くに軍需工場が有ったのでターゲットになったのでしょう。更に旧東独に組み込まれ、戦後に建てられた住居なども統合直前には限界近くまでボロボロになっていた。それを統合後の再建プロジェクトで、ここまで持ち直した・・・そんなところでしょう。旧東独の町を数多く訪問した経験からは、そんな歴史がなんとなく読めてくるものです(笑)

↓↓ 緩い坂道を旧市街に向かって歩いて行くと、突然違和感満載の巨大なオブジェが目に飛び込んできます!ん?なんじゃ、これ?

★★ノルトハウゼン Nordhausen -3- に続きます

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