山形大学:インクジェット開発センター発足記念セミナー(於東工大 Innovation Center)

山形大学インクジェットセミナー(酒井)_配布
【当日の酒井教授のプレゼン資料は上記からダウンロード頂けます】ご寄付や研究へのご参画など宜しくご支援・ご検討ください
酒井教授メルアド

 

2月21日、田町の東工大イノベーションセンターにて、山形大学産学連携教授の酒井真理教授によるインクジェット開発センター発足記念セミナーが開催されました。

山形大学は時任静士卓越研究教授率いる「有機エレクトロニクスイノベーションセンター」を軸として、尖った先端研究で知られていますが、この傘下に新たに酒井産学連携教授(元EPSON・東京大学)がインクジェット開発センターを立ち上げることなります。

設立趣旨は:
■日本初のオープンなインクジェット研究開発拠点(IJ-HUB)として、オープンイノベーションによる技術開発を推進する
 ●新規インクジェット応用のための基盤技術を提供する
 ●ノウハウに依らないインクジェットの理論化、体系化により効率的な開発環境を実現する
 ●技術展開を加速させる標準化に取り組む
 ●連携のための国内外の人的ネットワークを構築する
とのことです。

重点を置く研究目的として:
■新規な応用を創出する従来にない機能・性能をを有するインクジェットヘッドを開発する
■粘弾性などのレオロジー特性を持つインクの吐出性に関わる解析技術を確立する
としており、高粘度対応ヘッドや超小型ヘッド解析、目詰まりやミスと発生などインクの挙動の解析などを進めていく構想とのことです。

当日はインクジェットになんらか関係する企業横断的に100人近くの出席者を集め、時任教授による山形大学の先端研究の紹介、酒井教授によるインクジェットの歴史を踏まえた趣旨説明が行われました。また多くの出席者が懇親会にも残り、企業の枠を超えた情報交換と懇親の場を楽しみました。

海外では当たり前になっている「インクジェットのコミュニティ」の核となって育っていくことを期待したいと思います。

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