現場訪問:HappyFabric

2月22日木曜日、尾張一宮に 「HappyFabric」 のプリントの現場を訪ねました。この日は他にも 「HappyPrinters 尾州」や「堀江織物さんの工場」、「ジャパン・ヤーンフェア」を訪ね、盛り沢山な一日となりました。何回かに分けて書くことになると思います。

まずはHappyFabric のサイトです。

クリエイターによるデザインや、自分がデザインしたものを1メートル単位でプリントしてくれるというWEBベースのプリントサービスです。まずは上記のリンクからHappyFabricのサイトにジャンプしていろいろとクリックしご自身で体験してみてください。LinkedInの記事で揶揄した50歳代のガラパゴスサラリーマン諸氏には「なんじゃ?なにがエラいの?」と理解されないかもしれませんが(笑)

このビジネスをスタートし、運営されている堀江賢司社長には叱られるかもしれませんが、敢えて分かり易く申せば、今世界の注目を集めている布へのプリントサービスであるSpoonflower(スプーンフラワー)の日本版と言えます。これは更に「あの」Amazonをも刺激しMerch by Amazon(マーチ・バイ・アマゾン)というサービスを生み出すきっかけとなっています。

何が凄いのか?従来はプリント柄の布が世の中に流通するには、スクリーン印刷という大量生産の方法でプリントするしか無かったわけです。自分だけの柄を自分が着る分だけプリントとか、欲しい量だけプリントするなどということは不可能でした。またデザイナーとしても、自分のデザインを売りたくても、大量にプリントして売れ残るリスクを取れるのはごく一部の有名デザイナーに限られ、殆どのデザイナーの才能は埋もれていたのです。

そういう意味では、このようなサービスは「埋もれていた才能と、実需のマッチング」を行っていると言え、デザイナー(クリエイター)・プリント業者・発注者すべてに新しいビジネスチャンスを与えるものと言えるでしょう。

ここには従来の商社や生地問屋(コンバーター)などというサプライチェーンは関与しません。特にそういう既存チャネルを敢えて無視しているわけでもなんでもなく、WEBを通じて需要者と製造業者が直接結びつくことで、単に既存チャネルが必要なくなるだけです。

Disrupt(秩序破壊)とは、別にそれを目的化しなくても、WEBという新しいインフラを自然体で活用することで、意図しなくても起こることのように思えます。

こういうサービスは例によって北米が先行して、欧州や中国でも拡がりつつあり、我がガラパゴスジャパンはまたもや取り残されていくというのがいつものパターンなのですが、なんとそういうことをやる人(堀江賢司さん)が日本にも居た!…それだけで嬉しくなりますね(^^)

ここから先は、羽織クリエイターの城田衣さんが持ち込んだ、桜を描き込んだ春物の独自デザインを、昇華転写紙にプリントし、それを布に転写するシーンの動画と完成シーンです。あとはこれを裁断して縫製するだけで、プリントが始まってから布への転写が終わるまで30分程度という短時間です。また着物の反物は約40センチ幅のロールで、それを着物のパーツに裁断していくのですが、デジタルプリントなら予め縫製しやすい形にプリントすることが可能で、更なる効率化が見込めます。

堀江賢司さんの弟で工場長の航司さん


この HappyFabric やその姉妹ビジネスとしての HappyPrinters を立ち上げ、それらを運営する堀江賢司さんへのインタビューや HappyPrinters、堀江織物の紹介は次回以降に順次掲載していきます。

■大野独白:でも…ガラパゴスサラリーマンの知りたいことって、もう読めるんだよな~!「こういう市場の規模感ってどのくらいなの?」(「規模」ではなく「規模感」というのが特徴(笑))「どこのプリンタ使ってるの?」「何台使ってるの?」「シェアはどのくらい?」「月間や年間のインク消費量は?」「売上高は?」「将来、スクリーンを置き換えて、捺染プリントの主流になるの?」…お黙り!(笑)

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