- 2025-9-24
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★★★ドルフ・メクレンブルク Dorf Mecklenburg -1- からの続きです
地図の赤いマークのあたりに、この自治体にあるめぼしい歴史的な建造物などがイラストで表示されています。中央上に 1372年に建造された村の教会、その左下に 1922年に建造された第一次大戦の犠牲者の慰霊碑(下の写真)が見えます。教会の絵の右には「1701年に建造された Pfarrscheune」というのが見えます。物置のようですが・・・はて?
ドルフ・メクレンブルクの村教会(Dorfkirche)は、ドルフ・メクレンブルク(ノルトヴェストメクレンブルク郡(メクレンブルク=フォアポンメルン州)にある教区)にある福音ルーテル教会の建物です。この教会は、北ドイツ福音ルーテル教会のメクレンブルク福音ルーテル教会区、ヴィスマール教区司祭区にあるドルフ・メクレンブルク教区に属しています。
もともとレンガ造りのゴシック様式のこの村の教会は、14 世紀に建てられ、17 世紀に改築されました。17 世紀の平らな塗装木製カセット天井が施された身廊は、キリストを愚かな乙女と賢い乙女として描いた装飾やその他の装飾が施され、東側は多角形で終わっています。尖頭ゴシック様式の窓は 1880年頃に設置され、それ以前は 17世紀の平らな長方形の窓でした。教会の塔は、ずんぐりしたピラミッド型のヘルム(尖塔)が特徴です。
後期ルネサンス様式の教会の備品は、メクレンブルク公アドルフ・フリードリヒ 1世が寄贈したものです。同公は、聖餐式と 4つの受難の場面を描いた祭壇装飾(1622年)と、それに合わせた説教壇(1618年)を寄贈しました。勝利の十字架の像は、1633年に宮廷執事ハンス・シュミットが寄贈したものです。オルガンは、1912年にマーカス・ルンゲによって製作されたもので、マニュアルとペダルに 7つのレジスタが備わっています。
教区納屋は、メクレンブルク村の教会と牧師館の間にあります。
この納屋は、メクレンブルク村で最も古い世俗的な建物であり、教会、牧師館、牧師未亡人館とともに、歴史的な村の中心を形成しています。 自治体と教会は、この納屋を保存したいと考えています。この納屋は、イベントや交流の場となる建物に改築される予定です。
北ドイツ、特に旧東独からポーランドにかけてはコウノトリの営巣地として知られており、住民もその保護に努めています。この自治体でも、「コウノトリがいつ来たか?いつ去って行ったか?巣はいくつあったか?」を記録して公開しています。
★★★ドルフ・メクレンブルク Dorf Mecklenburg -3- に続きます