- 2025-1-17
- トピックス
コロナ禍で3年間のブランクがありましたが、ここで日本の佐川印刷が再び FESPAアワードに挑戦します!GDPはドイツに抜かれ、EV生産台数では世界のトップ10にも入らず、大学ランキングでも東大が 39位・・・経済でも工業でも学術分野でも存在感が薄れていく日本ではありますが、そんななかで FESPAという世界の舞台に挑戦する日本の企業を是非応援しましょう!下記の3作品は全てインクジェットプリントです!
【投票方法】
1.3部門にエントリーしています
2.下の「こちらに投票する」をクリックするとと上の画面が現れます
3.この中の「ハートマーク」をクリックすると投票したことになります
4.1アカウントで5票投票可能です:5票全部をひとつの作品でも、2・2・1と分割して3作品でも構いません
5.後で・・・と思っていると忘れます!・・・それ、私がやり勝ち(笑)今すぐ投票をお願いします!
【作品詳細】
私たちは、大切な記念日を祝ったり、感謝の気持ちを伝えたりするペットオーナーにとって、ペットとの思い出を「価値」として提供できないかと考え、ギフトボックスの制作に取り組み始めました。日本ではペットを「うちの子」と呼び、かわいがっています。日本独自の「カワイイ」文化の中で、ペットの可愛らしさを最大限に引き出す「うちの子グッズ」が作られてきました。
長年の経験で培った、質感を表現する「2.5Dリアルプリント」や「ZUND」による装飾効果など、専門技術を駆使し、ボール紙素材の硬さや生っぽさを超えた柔らかさや立体感を表現します。ペットを飼う人や周りの人たちが、もっとペットを愛せるような世界に貢献するモノづくりに取り組んでいます。
このプロジェクトでは、基材に段ボール(Eフルート)を使用し、JET I MIRAの鮮やかな色を活かしたフルフォトレイアウトのデザインが魅力的です。デザインの特徴として、どの角度から見ても段ボールの裁断面が目立たないように工夫されています。印刷はJET I MIRAで、ペットの名前の部分は白とフルカラーの組み合わせで質感を出しています。 断裁はZUNDで行い、装飾としてキルティングのようなパターンを施し、高級感を出しています。
このプロジェクトは、愛媛県美術館とのコラボレーションにより、視覚障害者の方々に触覚を通して美術品を鑑賞する新しい方法を提供することを目的としています。従来の絵画のレプリカでは、さまざまな美術品の違いや奥行き、遠近感を伝えることができませんでした。
これらの課題を克服するために、私たちは1枚の絵画を構成要素に分解しました。通常は重なり合って見えない部分を再現し、それぞれの構成要素に質感や触覚的な要素を追加しました。この方法により、奥行きや遠近法に基づいて各部分が独立し、視覚障害者が触覚を通して芸術をより深く鑑賞できるようになります。視覚障害者を対象としたワークショップでは、このアプローチが評価されています。
このプロジェクトは三部作からなり、それぞれ異なる方法で触覚による美術鑑賞を向上させます。第一作目は、絵画を分解して奥行きや構図をより感じやすくし、従来の課題に取り組んでいます。第二作目は、アーティストの代表的な「渦巻き」をフィーチャーし、4つの異なる絵画を楽しむことができます。第三作目は、「自分だけの絵画を作ろう」というゲームで、参加者はオリジナルの絵画を触った後、磁石の部品を並べ替えて自分だけのユニークなアート作品を作ることができます。
この三部作を通して、視覚障害者は「手で見る」という新しい体験をすることができます。
このプロジェクトでは、Adobe Photoshopを使用して絵画を分解し、人物や背景などの要素を加工してデータを作成しました。このデータを、アグフア社のLEDインクジェットプリンター「AGFA JETIMIRA LED 2716HS」で、独自のインク積層技術により印刷し、視覚障害者の方々が触って認識できる質感のある表面を作り出しました。さらに、花や昆虫をマグネットに印刷し、ZUND社のカッティングマシン「G3 L2500」で切り抜くことで、自由に貼ったり、位置を変えたりできるようにしました。
きよし窯 スタンドサイン
砥部焼の中でも長い歴史と伝統を持つ窯元のひとつであるきよし窯は、新型コロナウイルス感染症の流行により砥部焼まつりが開催されず、観光客が来なくなったことで大きな苦境に立たされました。そのため、複数の窯元が集まり、ポップアップマーケットを開催することになりました。そのイベントできよし窯は、店の前に代表的なデザインの陶板を展示して集客を図ることを計画しました。しかし、そのサイズの陶板を看板として使用するには、割れるリスクや運搬時の重量の問題がありました。
そこで、きよし窯の陶器を模した樹脂製自立看板の製作をご提案することになりました。陶器のデザインを忠実に再現し、UVインクジェット印刷(テクスチャ印刷=2.5D)により、より魅力的な作品に仕上げました。細かい表現にもこだわりました。
きよし窯様からは「ポップアップストアで立て看板が非常に効果的で、パンデミックによる課題を克服するのに役立った」と感謝のお言葉をいただきました。さらに追加のご注文もいただき、窯元の店舗や販売店舗でも立て看板が活用されています。
このプロジェクトでは、砥部焼の陶板を高解像度で撮影し、Adobe PhotoshopとAdobe Illustratorでデータを加工して、模様部分が少し盛り上がった質感を持つ砥部焼独特の技法を表現しました。 また、模様部分の高さもデータで表現しました。 さらに、花びら一枚一枚を丁寧に加工し、縦ではなく、緩やかな丘のような盛り上がりを表現しました。AGFA JETIMIRA LED 2716HSと当社独自のインク重ね印刷技術を駆使し、白インクとニスインクを組み合わせることで、このデータを印刷し、希望通りの質感を実現しました。さらに、柄の背景は、砥部焼独特の色を反映するようにデザインされ、本物の砥部焼の陶磁器タイルのように見えます。