- 2024-3-25
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ブランデンブルク州のグランゼー(Gransee)をご紹介します。
場所はベルリンから、前回ご紹介したノイシュトレーリッツへ行く途中、ちょうど真ん中あたりにあります。
非知名度は★★★でいいでしょう。ドイツ人なら知っているか?多分、Theodor Fontaneという小説家までは知っている人もいるかもしれません。でも、その中で Granseeまで知っているかどうか・・・ということで★★★にしておきます。
Theodor Fontaneって・・・誰?それは次回、もっと適切な場所・・・というか、その生誕の地の章でご紹介します。ここでは 19世紀ドイツの詩的リアリズムを代表するとされる作家である彼が、旅の途中でこの町で偶然足止めを食ったという話くらいに留めておきましょう。
そして、それより重要なことは、この町にはあるモニュメントがあるのです。それはあの「カール・フリードリッヒ・シンケル」の手によるもので、この町の唯一無二の宝といっても差し支えないものなのです。
Wappen | Lage | Data |
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独語 Wikipedia
観光情報サイト
自治体の公式サイト
例によって駅前の案内看板を見ると・・・城壁に囲まれた小さな町の絵が描いてあります。城壁内は縦横10本程度の道路で区切られた小さな町であることが見て取れます。正確に数えても 10本の道で区切られている町という感じでしょう。
実はこの町に来るのは2度目です。駅からかつての城壁で囲まれた町に入るまでに少し歩きます。
そこで庭仕事をしていた老人(・・・というか同年代か(笑))に・・・「『アレ』って、これを真直ぐ行けばいいんだよね?」と訊くと・・・
「そうそう、ここを真直ぐだよ!小さい町だからすぐに分るよ!」と・・・もうお約束の世界なんです。「あんたはどこから来たの?」「日本からです。あの人の生涯に関心がありまして・・・」「おお、それは素晴らしい!帰りに寄りなよ!」・・・寄りたいんだけどなあ、この日はベルリンで呑み会なんだよなあ(笑)