円安状況での増収増益ってなんだよ、オイ!(笑)-2-

「円安状況での増収増益ってなんだよ、オイ!(笑)-1-」からの続きです

前回は日本の代表的優良企業である富士フイルムとキヤノンについて「円表示では増収増益でも、ドル表示では減収減益じゃんか!」というデータを見ました。今回はインクジェットに何等か関係する企業群(全てではありませんが)を見ておきます。数字が沢山並んでいますが、左程難しい表ではありません。

簡便法として、レートは期初期末の単純平均を期中平均としました。また直近の 2022年(度)及びコロナ前の 2019年(度)と 2023年(度)を比較して「増収を緑減収を赤」でマークしました。

細かいことはさておき・・・円表示では殆どの企業が「前年 2022年(度)から増収」「コロナ前の売上高を回復・増収・伸長」という目出度い状況に見えます。ところが、これをドルで換算してみると逆に殆どの企業が「前年 2022年に届かず減収」「コロナ前の売上高を回復できず・減収」という状況であることが分かります。リコー・ミマキ・小森に関しては限りなく 100%に近く惜しいので黄色としました。

外国人投資家はこれを見ているワケです。円安は輸出企業にとって追い風・・・なんて長閑なことを考えている間に、ドルで世界を視ている外国の機関投資家からは「ガラパゴス日本は縮小していく・・・」と見られてるんですよ。

営業利益はまあ似たような傾向が予想されるので割愛します。総資産や、企業価値の指標の純資産については気が向いたらアップします(笑)

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