- 2024-1-15
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和歌山の染料・化学品メーカー紀和化学は、昨年の ITMA 2023でイタリア MAS社から発表されたインクジェット機の国内代理店としての契約を締結し、現在発売に向けて準備中です。
リンクの記事にはサカタインクスの顔料インクを搭載していたという記述がありますが、紀和化学が販売代理店となって国内展開するということは、国内に関しては同社製の各種インクが搭載されることになります。
現在、ショールームを建設中で、またソフトや周辺機器を最新版にアップデートする作業が紀和化学と MASサイドで分担して行われており、販売設置作業にゴーサインがでるまでもう少しかかるようです。
デザインは天才開発者 Roberto Usai氏が「ランボルギーニを意識した」と言うだけあって、日本製や中国製とは一味違った主張があります。
またユニークな機能として、繰り返しパターンの RIP済のタイルをプリンター側のメモリーに記憶されておくことが可能で、そのメモリー画像をプリントするような定番作業は、毎回 RIPしてプリントの際に通信する必要が無いとのことです。私のような素人視点では「逆に、なんでそれが当たり前になっていないんだろう?」と思ってしまいますけどね。
東伸工業も中国 ATEXCO機を国内展開するとのことで、こういう海外の高速機が、国内企業のサポート体制を得て国内展開することで、日本の捺染産業に刺激となればと思う次第です。
下の動画:現在8ヘッドのみを搭載して試運転・条件出し作業などを行っている最中なので実際の速度ではありません、ご留意ください。