誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(46):★★★バート・アーロルゼン Bad Arolsen -11-

★★★バート・アーロルゼン Bad Arolsen -10- からの続きです

さてそろそろホテルに戻って移動の準備の時間ですが、最後に Kirchplatzの周りを見ていきます。青空市が立っていますが規模はかなり小さいです。

Drehorgel(手回しオルガン)という楽器?を扱っている老人がいます。ドイツの街角ではよく見かける光景ですが・・・考えてみれば「絶滅危惧種」なんでしょうね!若い後継世代がこれで生計を立てられるとも思えず、この楽器を新規に生産する職人も減っていくのではないかと思われます。まあそれでも、年金生活者の年代層が、古い機械をメンテしながらこういうものをずっと受け継いでいってもらえたらなと思うのです。

「LECKERE SUPPE(おいしいスープ)」という看板もちょっと傷んでいるワゴンがあり、人のよさそうなお婆ちゃんがいます。こういうのに弱いんです(笑)「いつからお店やってるの?」「お若いの(私のこと(笑))、どこから来たの?」「日本だよ」「おや、ドイツ語うまいね!」「おばちゃん、同じ年くらいかね?僕は 1953年生まれだよ」「なはは(笑)」・・・なんて他愛もない会話を楽しんで、その Leckere Suppeを一杯頂きます。Blumenkohl(カリフラワー)のスープで、おばちゃんの家庭の味・おふくろの味というやつでしょうね、ちょっと肌寒い天気の中で、暖かい・温かいものを頂けて忘れられない味です。多分、この町にはまた行くから、それまで元気でいて頂戴よね!



最後に YouTubeからこの町の動画を拾っておきます。

★★★バート・アーロルゼン Bad Arolsen の章を終わります

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