IGAS2022に海外からの訪問者は集まるのか?

派手な赤を基調とした IGAS2022のサイトがオープンしています。欧米では、単位人口当たりのコロナの蔓延度では日本の何倍という状況にありながら、入国も実質自由化され、マスクの着用義務も撤廃されて、大規模展示会がフルスペックで復活しています。長らく続いているコロナ禍の下でのバーチャルイベントにちょっと飽きていた日本でも、この規模の国際展示会が復活してくれるのは大変喜ばしいことです!しかし・・・コトは手放しで喜べる状況にあるのでしょうか?

現在、外国人が日本に入国を果たすには数々のハードルを乗り越える必要があります
1.一日当たりの外国人入国者枠 2万人(5月末までは 1万人・・・そこから「2倍」に緩和(笑))
2.ビザ申請
3.ビジネス目的は身元引受人の保証状(実印の押印が必要!・・・ハンコ議連の逆襲(笑)
4.観光目的は旅行社がセットする団体旅行のみ可能
5.ワクチン 3回接種済の証明
6.日本行の便への搭乗 72時間以内の PCR検査陰性証明

この中で「一日当たりの外国人入国者枠 2万人」とはどういう意味を持つのでしょうか?

上の棒グラフの内、ブルーの部分が訪日外国人の数です。コロナ前の 2019年には年間 3,188万人=9万人/日の来日が有ったわけです。それが 2020年には約 1/8に激減し、2021年には「ぼぼ鎖国状態」となっているのが分かります。

一日あたり 2万人ということは、コロナ前の 2/9なわけですが、ここでまた BA.5などが増える傾向を見せており、日本政府のこれまでの態度からは、ここで更なる緩和を期待できる状況にはないように思われます。

しかし・・・そういう枠をはめられ、かつ上記の2~6までのハードルを乗り越えてまで IGAS2022に外国人は来てくれるのでしょうか?もし来てくれないとすれば、IGAS= International Graphic Arts Showの意義はどこにいってしまうのでしょうか?

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