- 2021-2-5
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このところ、あちこちで「Clubhouse」という新手の SNSが話題を呼んでいます・・・というか過熱気味という状況でしょう。今回は「FOMO」の観点から Clubhouseについて論評します。え?FOMOって何?
これは Twitterから借用した「Clubhouseが流行る理由」です。ここでいう「FOMO:Fear Of Missing OUT」は Wikipediaにも解説があります。一言でいえば「自分だけが取り残されているのではないかという不安」です。
かつて、DTPという言葉が流行ったころに「これからの印刷業はアップルコンピューターのマック(マッキントッシュ)を持っていないと取り残されるぞ!」と煽った=不安を掻き立てたという流れがあったようで、皆がこぞってマックを導入したそうです。でも、結局は世の中のインフラが今とは全く違っていた時代の話て、マックを買っても何も起こらない・起こせない・・・いつしか購入したマックは印刷会社の事務所のキャビネットや棚の上に「仏壇」よろしく鎮座・放置されてしまった・・・これが「仏壇マック」です(笑)
この「不安を掻き立ててモノを売る手法」は、マーケティングの王道・・・というか常套手段のひとつです。そういう目で、世の中のマーケティングフレーズを見直してください。自社の製品も含めて、この「FOMO」を掻き立てて売りにつなげる手法のなんと多いことか(笑)・・・SDGsしかり、DXしかり・・・勿論、SDGsや DX(これ欧米では通じない和製英語)自体は立派なコンセプトですが、「それに乗り遅れると先はないよ~」と焚きつける向きもありますよね(笑)
学校のイジメで特定の子供をラインの連絡網からハズして孤立させる・・・なんていう陰湿な案件が多発しているようですが、Clubhouseはそういう意図は全くないのですが、そこに参加していないとなにか情報を聞き逃してしまったんじゃないのか?という不安に駆られる・・・それが参加するドライビングフォースになるというもので、そういう不安心理という切り口ではどこか通じるものがあるかと思います。
Clubhouseを覗いてみて、どこのレストランが旨いとか、芸能人がどうとか・・・そういうトークルームには一切関心がないので、そこで話されてる情報を聞き逃してもなんの不安も感じません。これから益々そういうのは増えるんでしょうが、それでハマるのはどうぞハマって頂ければ・・・あっしには関係ない話でござんす(紋次郎)
でも・・・こういう使い方はあるんじゃないかと思うんですよ!まさに★★とツールは使いよう・・・(笑)
★堀江さんによる「中高年管理職でもわかる Clubhouse入門」もやりますよ!あ、「大企業役員でもわかる」とした方がいいかな?でもオリジナルタイトルは「猿でもわかる」だったんです(笑)