海外のウェビナー(オンラインコンファレンス)の事例

日本では昨日「緊急事態宣言」なるものが出ましたが、ご存知のように海外では罰則付きの外出禁止など、もっと厳しいコロナの封じ込め政策(感染者数のピークアウト政策)がとられています。その是非や日本はこれでいいのか・・・はさておき、その結果として海外メーカーはすごい勢いでテレワーク、WEB会議、オンラインセミナーなどにシフトしています。

日本でも、私のところにも続々と「先週から在宅勤務になりました」とか「いつ以来、テレワークしています、よろしく!」とか「たまには ZOOM呑みしましょうよ(笑)」という連絡が入ってきます。なかには在宅を通り越して「いきなり休業」というようなドラスティックな施策をとる大手企業もあるようです。え?テレワークでいいじゃん?とも思いますが・・・

海外企業や業界団体はどういう感じで、なにをやっているのか?今後の(というかもう直近の)ご参考に、事例を拾ってご紹介していこうと思います。

FM Future Marcus Timson による Decorative Surface 関連のウェビナー

たとえばこれ↑↑は、かつて InPrintを立上げた Marcus Timson ( + Frazer Chesterman ) が新たに立ち上げた FM Future というデジタルプリントをプロモートすることをミッションとした組織がアレンジしたウェビナーです。元々は TCMというウィーン(オーストリア)に本拠を置く「サーフェスデコレーション」に特化した業界団体が予定していたコンファレンスですが、コロナで流れたので、FM Futureが「ウェビナー」という形で引き継いで開催したものです。

内容に関心のある方は下記のリンクから「氏名とメルアド」を登録するだけで録画を見ることができます。
https://register.gotowebinar.com/recording/2988798465710093314

4月 30日開催予定の「COVID-19 and the Future of Inkjet」というウェビナーの案内です

これに登録すると、下記のようなメールが来ます。

Dear Akiyoshi,

Thank you for registering for “FuturePrint Webinar: Future of Inkjet”.

The Future of Inkjet Survey 2020 points to growth and challenges in equal measure but in this session, we look at where the tech is growing and how to exploit this opportunity factoring in the fact the COVID19 Crisis has disrupted and derailed our 2020. Paul Jenkins of the PackHub provides an update on the packaging market, Dave Gray from Ricoh, Simon Roberts from Integration Technology and Arnaud Linquette from Memjet. The session features inkjet innovators providing an update on development. While the webinar will run live a recording is available for those who cannot make the exact time. This session is supported by Ricoh.

Please send your questions, comments and feedback to: marcus.timson@fmfuturenow.com

How To Join The Webinar: Thu, Apr 30, 2020 8:00 PM – 9:00 PM JST

更に、DRUPAが無くなってしまった6月にはこういう「オンライン・サミット」が企画されています。

いかがでしょう?日本は「緊急事態宣言だ」・「外出は自粛であって強制力はない」・「テレワークだ、でも何をしよう?」・「休業だ、で、家で何をしよう?」と戸惑っている間に、世界はバーチャルな世界でどんどん動いているのです。チコちゃんに叱られまっせ「ボーッと生きてんじゃね~よっ!」(笑)。

ちょっと救いなのは、RICOH、KAOという日本企業、あるいは INCA、Sunchemicalといった日系資本の企業がちゃんと絡んでいることです。こういう流れから日本企業はいつも取り残されるのですが、少なくともいくつかの日本企業(あるいはその現地法人)がちゃんと絡んで存在感を示しているのは、正直ホッとします。

ちなみに、私も OIJCとして、こういう流れに呼応して「日本発のバーチャルメッセ・バーチャルコンファレンス」を立上げて、Covid19で移動がままならない今日でも、皆様がガラパゴス日本に留まることなく、世界に存在感を示すことができるような場を提供したいと考えております。これについては続報します。

ちなみに、こういう実験も、その為の準備の一環なのです。


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