- 2020-3-27
- トピックス
日本のニュース番組(・・・というかニュース・バラエティというんでしょうか?あの、記事を覆った紙をめくるパフォーマンスをしながら解説っぽいことをやるやつ(笑))が各局同じような内容で、かつあまりシャープな切り口も無いので、最近は海外のニュースばかり観ています。昨日(3月26日木曜日のものを紹介します。各国のトピックスや報道のテイストの違いなどを感じで頂けるでしょう。
【ドイツ:ARDの Tagesschau (日本の NHKの7時のニュース的な位置づけ)のスマホ版です】
いつもながら非常に冷静で客観的な印象です。まあ、ドイツ語のニュアンスからは微妙に主観が入る部分もあります。特にトランプ大統領に対しては、ちょっとチクリと軽く刺すような表現もまま見られます。
日本のように、あちこちの大学や医療機関の「感染症専門家」なる人達は登場せず、専門的なコメントは政府から委託された RKI(ロベルト・コッホ研究所)のみが登場します。政府としても、いろんな人がいろんなことを言って国民が惑わされないよう、ある種の情報統制というか、情報の発信源の集約を行っているようです。
【中国 CCTV】
コロナ封じ込め作戦は一段落した感があります。情報統制を厳しく行うお国柄で、国営放送は政府に都合のいいニュースを流すプロパガンダ的側面はありますが、まあコロナに関しては「大虚構」的な大嘘はないでしょう。全般に余裕が感じられます。
スーパーにも買い出しに行けるようになりましたが、個人情報を登録して「非感染証明」をスマホで提示する必要があります。もちろん個人情報は国に把握されています。まあ、しかし今回の感染情報は仕方ないかもしれませんね。フランスでは「紙の証明書」を提示していましたが、データ処理の観点からはスマホアプリの方が合理的ではあります。
イタリアに医師団を派遣して歓迎されている様子・・・ま、ちょっとオイオイという気がしないでもないですが(笑)。折角押さえ込んだので、外国からまた感染が輸入されないように厳しい措置をとっています。これは世界各国で、コロナを押さえ込んだ後に、対外的な規制をどう緩和していくのか・・・結構長引く問題で、経済復興の足を引っ張る気がします。
こちらは、これから事態が深刻化する離陸期にいるという印象です。トランプ大統領を好きか嫌いかは別として、大型の経済対策をいち早く打ち出して議会の承認を取り付けた・・・やることは速いです。