WTiN:ジャパン・デジタルテキスタイル・コンファレンス 2019


第4回となったジャパン・デジタルテキスタイル・コンファレンスを10月30日に、六本木東京ミッドタウンの富士フイルム大会議室をお借りして開催致しました。(以下文中の社名敬称略)

大会議室が埋まるほどの盛況で、ナイキ社のフットウェア(シューズ)のデジタルプリント推進担当の Mike Morrow氏による基調講演に始まり、Thomas Jefferson大学の氏家斉教授による Surface Decorationという切り口、HappyPrintersの堀江社長によるネット上でのプリントサービス立ち上げの舞台裏、大野による ITMAで何を見たか?何故そのように見えたかの整理、スポンサー企業の経営層によるパネルディスカッション、そして WTiN社長 Mark Jarvis氏や、シニアマネージャーの Chinky Tyagi女史によるデジタルテキスタイルの現状と将来、環境規制の動きなど、広範囲で多彩な講演と質疑応答がなされました。

また、コンファレンスで(個人的には)一番重要だと思っているネットワーキング・レセプションも富士フイルムのキャンティーンをお借りして盛大に催され、普段はなかなか一同には会せないアパレル業界や生産現場からの参加者も交え、有意義なネットワーキングが出来たものと思います。

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コンファレンスに先立ち、29日にはミマキエンジニアリング社のスポンサーにて、同社の五反田ショールームにて VIP Summitを開催。ナイキ社のデジタル戦略をより緊密な少人数幹部でヒアリング、またミマキのテキスタイルプリンタとその周辺機器の品揃えをデモ、デジタル化を推進する有力ブランドオーナーとしてのナイキ社にもアピールしました。

そして31日にはプラチナスポンサーデーとして、コニカミノルタ及びセイコーエプソンのサイトを訪問、各々の最新鋭機と顧客をサポートする施設を見学しました。コニカミノルタの目玉は海外で徐々に設置実績が増えつつあるシングルパス機 SP-1ですが、高速スキャン機 Nassenger10にも注目が集まっていました。

午後からはバスでセイコーエプソンの富士見サイトに移動。かつての半導体工場のクリーンルームをテキスタイルのデモルームとして改装し、イタリアの捺染工場と同じ環境を再現するべく、巨大な後処理機もイタリアから輸入して設置運用するなど、同社の本気を見ました。

 

3日間に亘るコンファレンスを、スタッフのいない「独りブラック企業」(笑)の大野単独で切り盛りすることは到底不可能で、スポンサーの皆様、とりわけ運営を裏方で支えて頂いた皆様に改めて御礼申し上げる次第です。お陰様で大変有意義なコンファレンスとなりました。有難うございます。

なお、参加頂いた皆様には、各講演者のプレゼン資料をダウンロード頂けるよう、近々 WTiNからご案内致します。

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