- 2023-9-18
- イベント参加報告
メールで案内が届いたのでセルカムの「Digital Printing Expo 2023」を覗いてきました。
IGASや「サイン&ディスプレイショー」のように業界の組合や団体の主催ではなく、いわゆる販売店が主催する取り扱い商品の展示会という建付けです。印刷業界の光文堂(名古屋)が開催する印刷機材の展示会 PrintDoor2024のセルカム版・デジタルプリントに特化したサイン業界向けの展示会という内容です。
フロアプランの出展社のロゴを見れば、機器メーカーの有名どころはほぼ全て揃っており、その中にデジタルプリントサービスを提供するプロバイダーなどが並んでいます。少し盛って言えば「マイクロ FESPA」といった様相ですね。
↑↑ 安藤社長自身が「想い」を語っています。一般の展示会は、場所・器を用意して出展社を募り、あとは出展社が頑張って集客や商品説明をする・・・というのに対し、ここは来場者にセルカムのスタッフがアテンドして、出展社すべてのブースや商品・サービスを説明する形で、より理解が深まる工夫をしている・・・とのこと。↓↓ 実際、下の写真のような Tシャツを着たスタッフが大勢いました。
昨年の IGASに関してちょっと辛口の記事を書きましたが、日本のサイン&ディスプレイショーなども、海外の FESPAなどを見て知っている者としての視点ではイマイチ物足りない気がしています。主催者って・・・FESPA(欧)とか ISA・SignEXPO(米)とか APPPEXPO(中国)なんていう海外の展示会を視察した事あるんですかね?
無いとしたら何故行かないんですかね?あるとしたら、何故そういう賑わっている展示会をお手本として、いいところを取り入れて改善しようとしないんですかね?聞き込めてはいませんが、おそらく海外の展示会を頻繁に視察している安藤社長も、同じフラストレーションを持っていたものではないかと想像します。言っても変わらないなら、自分でやっちゃえ(笑)
もうすぐ(10月12~14日)にサイン&ディスプレイショー2023がありますが、今一度そういう目で視てみようと思います。
ちなみに、過去の開催概要と結果報告を見比べてみると興味深いことに気づきました。2022年の開催概要(出展社募集)では「350小間」とありますが、結果報告では「170小間」と、予定の半分しか埋まらなかったことが見て取れます。まあ、2022年(昨年秋)はまだコロナの先行きが完全には読めておらず、おっかなびっくりという状況も致し方なかったという側面は考慮すべきではあるでしょう。コロナ前の 2019年の実績報告は「326小間」だったことから、コロナいかに大きなインパクトを与えたのかということではあるでしょう。
ここで、この秋の 2023の開催概要は「300小間」となっています。昨年「350小間」として半分しか集まらなかったことに学習して、最初から昨年を下回る規模での設定となっており、また場所もこれまでの西展示棟から南展示棟へと移っています。実際は何小間が埋まるのでしょうか?ちなみに「出展社一覧」を検索したのですが、あと一か月で開催なのに情報にヒットしません(過去年のものは出てきます)・・・う~ん、遠目で見るとなんだか勢いを失いつつあるように思われるのは間違っているでしょうか?それってコロナだけのせいでしょうか?ちなみに FESPAはコロナ前の状況に戻ってますよ!
ちなみに、主催者の「東京屋外広告美術協同組合」という組織のサイトはこちらです。記事の更新が(多分)今年の 1月26日が最後のようです。う~ん!更にこの上に「一般社団法人・日本屋外広告業団体連合会」というのがあるようです。印刷業界と同じ構図ですね・・・
嫌われることを書いたついでに、もうひとつ!最近ジャニーズ事務所問題で「批判もせず、なにごとも無かったかのように目を瞑ってきたメディアの責任」というのが指摘されています。ここの業界メディアは、こういう状況をどう感じているのでしょうか?
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↑↑ 会場の「大田区産業プラザ PIO」