- 2019-8-13
- ブログ
この場所に初めて行った時の衝撃は今も覚えています。Dannenbergというエルベ川沿いによくある、ちょっといい感じの町に行き、そこから東独方面に車を走らせると「エルベ川の真ん中で道路が途切れている橋」があります。橋のたもとで車を止め、橋を歩いて行くとやがて川の中で行き止まりになっており、そこに立つと川の向こうに東独の町 Dömitzを見ることができます。
そして、そこから視線を右に移し、エルベ川の上流の方向を見ると、そこにはなんと鉄道の鉄橋が川の真ん中でプッツリと途切れている光景が目に飛び込んでくるのです。
【Dannenberg(ダンネンベルク)】
エルベ川沿いによくある、木組みの家がよく保存されたいい感じの小都市、人口は八千人規模です。
Von Torsten Bätge – Selbst fotografiert, CC BY-SA 3.0, Link
Von I, Der Kolonist, CC BY-SA 3.0, Link
動画では、以前は封鎖されていた煉瓦造りの鉄橋の入り口が補修されているのがわかります。が、鉄道自体の再開通の計画は無いようです。
Von Niteshift (talk) – Selbst fotografiert, CC BY 2.5, Link
一方、道路橋の方は再び架橋されて、エルベ川の両岸を結ぶ重要な交通路となっています。当初は復旧に二年以上かかると言われていたのが、工期が短縮されて予定より早く開通して驚いたことを覚えています。
【Schnackenburg – Cumlosen】
西側の Schnackenburgまでしか行ったことはなかった(行けなかった)のですが、旧東独と渡し船で結ぶ唯一の国境検問所が設置されていたようです。
三十年前のドイツ(8):東西ドイツ国境の画像 -その5- Zicherie-Böckwitzに続きます