女性のがん患者に光を:デジタルテキスタイルの新しい試み(1)

私の facebook友達・・・というか舎弟(笑)で、普段はおチャラけたやり取りをしている大畑さんが、珍しく上海から投稿あり!facebook友達とはいえ、元々は仕事を通じて知り合い、デジタルテキスタイルに(も)深くかかわっている人物で、たまたま前職での Nassenger(テキスタイル IJ機)の顧客を訪問して仕事の打ち合わせだったらしい。あ、瀧定大阪(現:スタイレム)にいた方です。ちなみに普段はこんなおチャラケを(笑)

【大畑さんの facebook投稿より】

上海舎弟1号の親父さんと10年ぶりに酒を酌み交わした。自身が今こうやって中国と関係が持てるのは、この親父さんのおかげだと言っても過言ではない。久しぶりに会えて本当に楽しい時間を共有できた。

この親父さんは素晴らしい人で、私、大野も現役時代にお付き合いがあった。麻雀とお酒がお好きなようで「麻雀やりましょう!大野さんが勝ったらXXX元を払います。私が勝ったら要りません」という夢のような接待マージャンを持ちかけられたことがあるけど、その前に吞み潰されてしまいそうで泣く泣く?辞退したこともある(笑)息子さんは大畑さんと仲が良く舎弟扱いらしい(笑)

【大畑さんの facebook投稿より】

今回も、データ入稿から1週間でプリントのスカーフを仕上げてくれた。出来映えは上々ですー。

お、なんだ、なんだ、仕事もしとるんかい(笑)

上のサムネイル画像をクリックするとスライドショーになります。全部見てもらうと判るのですが、これって「裏表で異なる柄をプリントできるテキスタイルプリンター」でプリントしたものなんです。

そういうプリンターがあることくらいはご存知ですよね?右の動画の△をクリック下さい

昨年の ITMAにイタリアの MAS+が出品しましたが、中国でも瀋陽の SkyJatがかねてから手掛けており、それ以外にも沢山でているようです。エプソンヘッドがこういうモノへの参入の障壁を下げた面は否めないでしょう。

また、日本ではメーカーがこういうものを作らない、あるいはこういうものを作る「軽いメーカーがいない」という現状がある一方で、中国ではメーカーも沢山あるし、さらに重要なのはそれを使いこなすこの会社のようなところも育ってきているということです。

この両面テキスタイルプリントを使って、大畑さんがどういうプロジェクトに関わっているかについては次章で触れます。まあ、この記事のタイトル「女性のがん患者に光を:デジタルテキスタイルの新しい試み」から概ねの想像はつくかと思いますが・・・

「女性のがん患者に光を:デジタルテキスタイルの新しい試み(2)」に続きます

【大畑さんの facebook投稿より】

約20年前、プリント事業を任されていた時、将来はインクジェットプリント時代が来ると考え、インクジェットプリントのメーカーとよく勉強会を行っていた。当時、インクジェットプリントは染料浸透性が低く、生地の裏側が白っぽくなり、安ぽいとアパレルデザイナーから敬遠され、なかなかビジネス化にすることができなかった。

しかし、最近久しぶりにインクジェットプリントで生地を作ったのだが、両面同時にプリントできるようになっていてびっくりした。同柄同色はもちろん、違う柄も裏側にプリントが可能になりビジネスの幅が広がった。今や、日本ではオートプリント工場はどんどん廃業に追い込まれ、「京都プリントのプライド」とか豪語していた工場は数社を残して絶命したと言っていい。

20年前に予想していた通り、そのプライドはテクノロジーに破壊された。結局、「プライド」だけではやっていけないんだよな。「残り福」とか言っている経営者もいるようだが、多分これからも日本のプリント市場は縮小を続けるだろう。なぜならプリントの本質を未だに理解していないから。

「女性のがん患者に光を:デジタルテキスタイルの新しい試み(2)」に続きます

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