業界各社 2024年度第1四半期決算発表状況:ブラザー工業

業界各社 2024年度第1四半期決算発表状況をチェックしています。まだ第1四半期なので開示されている情報は多くなく、進捗率をチェックする程度です。しかし、別の記事でも書きましたが、歴史的な為替と株価の乱高下に振り回された側面もあったものと想像されます。

ブラザーは余りにも急だったこの乱高下に対応しなかった(する暇がなかった)のではないかと想像されます。資料を準備する段階では「既にかなり実態とかけ離れていた為替を妥当なレベルに見直した」と見えて、為替前提はそういう数字になっています。

ただ、乱高下前に発表した各社は(コニカミノルタを除いて)その分、売上高や営業利益も上方修正しています。ブラザーの場合はそこは期初の見通しを据え置いているのが不自然なところです。なにか(為替見直しによって出てくる売上高増・営業利益増を食いつぶす)悪化要因を抱えているのでしょうか?あるいは単純に「面倒だから」推江置いたのでしょうか?そのあたりは次回の第2四半期を見てみたいと思います。

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