- 2026-2-23
- 日記的備忘録
最近「AIは雇用になにをもたらすのか?従来通りの働き方ってこれからも通用するのか?」ということに関心があり、まだ漠然とした不安感もありアンテナを高くしてそういう情報に接しています。そんななか「そうなるようなあ」と納得性のある記事を facebookで見つけましたのでシェアします。筆者などの情報は文末に纏めておきます。
「コンサルの仕事が消滅する」と言ったら笑われた。でも現実はもっと残酷だった。
今朝の日経新聞。アクセンチュアが社員のAI利用状況を週次で監視し始めた。使わない人間は昇進させない。FT報道がソースだ。
これ「AIを使えないコンサルはクビ」と同義です。
まず数字を見てほしい。
アクセンチュアは2025年9月に1300億円規模のリストラを発表。たった3ヶ月で1万1000人以上を切った。CEOのジュリー・スウィートは決算会見で「リスキリングが現実的ではない人材の退職を短期間で進めている」と言い切った。
一方でAI人材は2023年以降ほぼ倍増の7万7000人。切りながら採る。しかも売上は前年比7%増。増収なのに1万人減らした。つまり「人がいなくても売上は作れる」と経営層が確信した。マッキンゼーも数千人規模で削減。PwCも米国で1500人。日経によればコンサルの業務の約3割はAIで代替可能とされている。
そしてここからが本題。
ハーバードビジネススクールがBCGと共同で行った大規模実験がある。論文名は「Navigating the Jagged Technological Frontier」。MIT、ウォートンの研究者も参加した本気の研究だ。BCGの現役コンサルタント758人を対象に、AIを使うグループと使わないグループに分けて、実際のコンサル業務に近いタスクをやらせた。
結果がえぐい。
AIを使ったコンサルタントは、タスク完了数が12.2%増加、作業速度が25.1%向上、そしてアウトプットの品質が40%以上向上した。さらに衝撃的だったのは、成績下位50%のコンサルタントがAIを使った場合、上位層との差がほぼ消えたこと。
これが何を意味するかわかりますか。
「普通に優秀なコンサルタント」の存在意義がなくなるということです。AIを渡せば、ジュニアでも中堅でも同じレベルのアウトプットが出る。そうなったとき、クライアントが月額数百万の人月単価を払い続ける理由がない。
私は26年以上この業界で採用を見てきたけど、今起きていることは過去のリストラとは本質が違う。昔は「景気が悪いから切る」だった。今は「景気がいいのに切る」。もう戻ってこないポジションが消えている。特にPM。進捗管理、リソース配分、ドキュメント作成、リスク予測。全部AIが最も得意な領域だ。
ゴールドマン・サックスは2023年時点で、AIにより米国と欧州で3億人の雇用が消失または劣化すると予測している。PwCの2025年調査では、AIスキルを持つ人材は同じ職種でも賃金が30%高い。逆に言えば、AIスキルがない人材の市場価値は加速度的に下がっている。
誤解しないでほしいのは、コンサルという職業が全滅するわけではないということ。ハーバードの同じ研究で、AIの能力外のタスクではAI使用者の正答率がむしろ19ポイント低下したという結果も出ている。つまり「AIにできないこと」を見極められる人間だけが生き残る。
世界最高の頭脳集団と言われたマッキンゼーですら逃れられなかった。年収2000万のコンサルタントが、ポジションごと消える時代に入った。コンサルに転職したい人も、今コンサルにいる人も、今日やるべきことは一つ。「自分の仕事のうち、AIにできない部分は何パーセントか」を書き出すこと。
ハーバードの研究が証明したのは、AIがコンサルを不要にするということではない。「AIを使いこなせないコンサルを不要にする」ということだ。
その違いがわからない人は、かなり危険な状態にあると思ったほうがいい。
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大野コメント:これ読んで「まあ、それはコンサルなんていう特定の業種に限ったことなんだろう。メーカーはまだそれ以前だろうし・・・」なんて思っていたらトンデモない!
つまらない話だけど、社員の労働実態を監視するためのパソコンのオン・オフを管理(監視)して勤務時間を計測している企業は数多くあります。アンタの会社もそうでしょ?それを利用したら AIUにアクセスしているかどうかは簡単に管理できる。
今どきのまともは会社では AIのプラットフォームをイントラネットで提供している。それにどのくらいアクセスしたかを管理(監視)すればいいだけのこと!多分、大手ではもうやられてますよ。何も特別なことやる必要はなく、ログを取るだけでいいんですから・・・ついでいえば、AIに何を質問したかもログで明らかになりますからね!
私が新入社員だった 1977年頃は新入社員は即戦力ではなく「まずは、業界や市場を勉強しろ」とデータ整理やマーケティング情報などを読んだり分析させられたりしたものです。国会図書館にも足を運び、結構上司を「ほほう!」と唸らせるレポートも書いたものだし、そういう経験は今の自分のどこかに残っレ役に立っています。今では AIが一瞬にして答えを出してくれるでしょう・・・どちらがいいのか・・・そういう意味ではこれは新入社員教育、いや教育全般にも影響を与えることになるでしょう。
最近東大工学部を出てメーカーに就職する若者はゼロ!だそうで、多くはスタートアップかコンサルに行くんだそうです。前者はともかく、後者・・・私は実務経験のない若造コンサルにああだ、こうだといわれるなんてアホらしくてやってられませんが、そういう実務を知らない若造コンサルも、AIを使いこなせるかどうかでふるい落とされる・・・皮肉なもんです。
最近の AIの進化・進歩は数年単位ではなく、年単位でもなく、数か月・数週間で様変わりです。それは AI翻訳を使っていても、ChatGPTを使っていても、Geminiを使っていても実感します。AIを使いこなせるだけでなく、その進化の速度にもついて行かなくてはならないんですね・・・お~、いぇ~!
後半、ちょっと言いたいことがボケましたが、AIが雇用に絶大なインパクトを与えるのは、なにもコンサルのような業種だけれはありません。メーカーの開発や事務部門・営業部門でも同じことです。
AIにできないこと・・・ふふふ、そう、AIには「部下を呑み会に誘って隠然たる権力を行使・誇示する」なんて芸は無理ですね(笑)そここそが自分の生きる道・・・AIを使いこなす部下を鵜に見立てて、自分は鵜匠よろしくそんな部下を束ねていれば逃げ切れる・・・はい、定年までもう少しのあなたは逃げ切れるかもしれません。でも、そんなアナタを飼っている会社はこの AIの雇用革命の荒波を乗り切れないでしょう。




















