TCM Decorative Surface Conference:ラミネート建材のコンファレンス

いきなり呑み会の画像です(笑)かつ、このコーナーは「イベント参加報告」ですが、私はこの呑み会にもイベントにも参加していません。にもかかわらず、私としてはこのコンファレンスと、この呑み会をこのコーナーでご紹介する意味があると考えているのです。

これはドイツのライプツィッヒにある由緒ある酒場で、あのゲーテが通い、戯曲「ファウスト」にも出てくることで有名な「アウエルバッハスケラー(Auerbachs Keller)」です。私もライプツィッヒに行く度に一度は立ち寄る名店です。こちらに私が撮った動画入りのレポートがあります。是非ご覧ください。

ここは酒場の紹介コーナーではないのですが、それでもこの話題を冒頭に持ってきたのは「コンファレンスの最大の価値はネットワーキング」だと思うからなのです。講演会や展示会は、勿論それ単体で成り立つべきものですが、私はやはりそこで知り合った人同士が交流し、久しぶりに再会した人同士が旧交を温め、さらにそこにいる業界の知人を紹介し合いコミュニティを拡大していく・・・それが無いと「画竜点睛を欠く」というか「仏を彫って魂入れず」というか・・・一番大事な物を忘れているような気がしてなりません。

私が企画している JITF2022も勿論のことネットワーキング懇親会ありき!です(笑)まあ、今回は日本で初めての試みなので「アウエルバッハスケラー」クラスの名店ではなく、会場に懇親会場を設営しますが・・・

私のアタマの中には、このイベントで人が知り合い、あるいは再会し、談笑し、ビジネスや世界観について語りあい、再会を約す・・・そんなシーンが目に浮かびます。これこそが「Vision ビジョン」なのです。

さて、漸く本題です。このコンファレンスは TCM(Technology Conference Magagement)という組織を運営する Kurt Fischer氏が主催している「TCM Decorative Surface Conference」で、単純に言い切れば「ラミネート建材のコンファレンス」です。ご多分に漏れず、ここにもオンデマンド化≒インクジェット化の波が押し寄せています。このコンファレンスはヨーロッパと米国で一年交代で開催され、次回はシカゴで 2023年の開催となると聞いています。

どんな人が講演しているのか?どこがスポンサーになっているのかは再びこちらをご覧ください。ここで講演もせず、スポンサーにも名を連ねていない=世界の「オンデマンドラミネート建材プリントのコミュニティには存在していない」のと同義です。私がしつこく何度も「Linkedinに存在していなければ、世界を相手にするビジネスに世界には存在していないも同然」というのと同じです。ここにあなたの会社のロゴがありますか?あなたの企業グループの誰かが講演していますか?少なくともグループ企業の誰かが参加していましたか?・・・そのいずれも無ければ、あなたの会社は世界の「ラミネート建材」市場での存在感はゼロです。もし、そこに参入を考えているなら、まずはそこに足跡を残すことから始めることです。

今回、私は JITF2022というイベントを開催しますが、こういうのは欧米には、IPIや IMIのようなものが当たり前に存在している・・・と言い続けています。日本にはまだないので、それを日本に持ち込もうと思っているのです。更に、分野別に「ラミネート建材は TCM」・「テキスタイルには WTINや ESMA」、その他にも分野別にコミュニティが存在します。かつ、それを運営しているのは「学会」のような半ばボランティアではなく「商業ベース」の団体なのです。ここは重要なポイントなので別途論じようと思います。

もうひとつ重要なことは、主催者の Kurt Fischer氏や参加者が、コンファレンスの状況を逐次 Linkedinに投稿していることです、これも、何度も何度も書きますが、Linledinの発信能力は最早既存のメディアを越えている側面があります。なにより同時性と、多様性です。知らなければ知らないで済みますが・・・それはあなたが世界のビジネスのコミュニティから「自らが選んで疎遠になっていく」ことと同義なのです。

↓↓ Linkedinへの発信情報をの一部をランダムに挙げておきます。クリックするとスライドショーになります。

↓↓ お、ウィーン在住でこの道のスペシャリストの Stephan Fiedlerさんだ!

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