アウエルバッハスケラー(Auerbachs Keller):ゲーテが通い、ファウストに出てくる酒場

かつては旧東独の展示会で有名だったライプツィッヒ(Leipzig)に、ゲーテが通い、戯曲「ファウスト」にも出てくることで有名な「アウエルバッハスケラー(Auerbachs Keller)」があります。いつも混みあっている大変な人気店ですが、相席を厭わなければ、独りや少人数なら予約無しで入れたりします。

数百人分の席はいつも満杯で、これだけの注文を捌くのはとんでもなく大変なことだろうことは容易に想像されます。一方で、思い付きでふらっと入ったにも関わらず、満杯の状況で嫌な顔ひとずせず席を見つけてくれ、またテーブル担当のウェイトレスもお勧めの相談に気持ちよく乗ってくれ、そして料理が出てくるまでの時間もさほど待たせない(AIで注文を予測してたりして(笑))・・・従業員の教育や、システムのマネジメントが非常に上手くいっているという印象です。レストランでそんなことに着目している客も客ですが(笑)

ドイツに限らず欧州のレストランは、夫婦か家族か仲間で行くのが当たり前で、独りで入るのはかなりハードルが高いです。たまに、相方に先立たれたのではないかと思しき高齢者が独りで食事をしているのを見かけることもありますが、まあ例外に近いように思えます。

私の場合は、それでもこの店には一度は是非!と思っていたので意を決して入店(笑)、その際に「相席になると思うけどいいですか?」と訊かれ「もちろん!」と言った流れで、フランクフルトから旅行中の老夫婦と相席になりました。外国語での会話が重荷と思うかどうかは考え方次第!会話も無く独りで黙々と料理を食べるより、一期一会でも誰かと片言で会話しながら食べたほうがいいよな・・・そんな風に思います。

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