上海:APPPEXPO+DPES 参加報告(5)気づきあれこれ・・・順不同

上海:APPPEXPO+DPES 参加報告(4)からの続きです。

■ 会場をあるいて気が付いたことをあれこれ書いていきます。順不同です。
■ ミマキの認定インク

(ローカルインク?)をミマキが公式認証したインク

今年も、池田和明社長自らの現地入りで、堂々たる存在感のブース設営をしていたミマキですが、「UV認証墨水」「350元/L」の表示が目立ちます。350元x17円≒6,000円/L!ミマキの斜め向かい、見える距離に「金谷田 KINGT」という中国メーカーがあり「ここが現地メーカーの中で最大のライバル!いろんな弱小メーカーが乱立しているが、ここはちゃんと残っている。ここと対抗しようと思うと、このくらいの価格を出さざるを得ない」とのことです。

まあ、分野は違いますが、ヨーロッパのインクジェット捺染プリンタの世界でも、15ユーロ/L(約 1,900円/L)なんて反応インクも、大ボリュームユーザー向けには当たり前にあるので、私にとっては特に驚く話ではないです。ミマキの国内インク定価は公開されています。
↓↓ミマキブース:クリックするとスライドショーになります

金谷田・・・はいいとして、フリタープリンターって何?謎です(笑)

↓↓金谷田ブース:クリックするとスライドショーになります

■ ポリエステル布のバックリット

広東省中山に所在する REVOTECHは、数ある中国メーカーの中では比較的ユニークな路線を取っており、古くからサイン用テキスタイルプリントにも注力してきました。中国によくある「赤い地に黄色の文字で『熱烈歓迎』などと書いてある布バナー」(元々はカッティングが多かった)のインクジェット版を開発し、そこからそのフルカラー版に移行していきました。

写真では分かり難いですが、ポリエステル布メディアです。なお、実際に上海の街の中で見かけた事例も紹介します。
↓↓変革科技(REVOTECH)ブース:クリックするとスライドショーになります

■ 東芝 TEC

記憶の範囲では、東芝 TECがヘッドメーカーとして中国の展示会でブースを出したのは初めてのように思います。ボードをよく見ると「理想智能」と書いてあり、ディーラーのブースのようですね。東芝 TECではなく、東芝としか書いてありません。ええのかな?(笑)「合作品牌」は東芝 TECヘッドを採用しているブランドですが、その多くは飛楊聯合傘下のメーカーです(INFINITY、ICONTEC、CRISTALJETなど)。飛楊聯合はセイコープリンテックヘッドの独占販売権を持っていましたが(現在の関係は不明)、数年前から東芝 TECヘッドも採用しています。では、セイコープリンテックも飛楊の独占を外して自由に売らないんですかね?
↓↓東芝 TECヘッドが展示されていたブース:クリックするとスライドショーになります

■ HONGSAM社 前処理剤を打ちながらプリントするマシン

ヘッドキャリッジの中に、前処理剤を撃つヘッドと、色インクを撃つヘッドを配置

上海:APPPEXPO+DPES 参加報告(6)に続きます。

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