コクヨ:ひとつから文具にオリジナルデザインできる カスタマイズサービス

コクヨ株式会社(本社:大阪市/社長:黒田 英邦)は、公式オンラインショップ「コクヨショーケース」にて、ひとつから文具にオリジナルデザインができる個人向けカスタマイズ文具作成サービスを7月5日(月)より開始します。(同社プレスリリースより

「コクヨ」と聞くと、私のような昭和のオヤジ世代には、単に文具メーカーというポジションを超えて、郷愁のようなものさえ感じてしまう企業ではないでしょうか?そもそも、そういうオヤジ世代が学生時代に使ったノートは「コクヨ」だったし、会社に入って、営業部に配属された見習い小僧が「支店別・商品別の売上集計表」に数字を書き込んだのは「B4サイズのコクヨの集計用紙」だったし、企画書もコクヨの Bサイズ系統の用紙だった訳です。

入社当時に配属された本社企画室の課長は「企画はコクヨで作られる」とかいってニヤリとしていました(笑)後から先輩に聞いたところ「あれは企画と規格を掛けたんだよ。コクヨの規格品の用紙に企画書を書くからな。あそこは笑ってあげるところだぜ」…と、今にして思えば「忖度」って、上司のつまんないギャグに反応してあげることだと教わった・・・そんな思い出もあります(笑)

コクヨって、確か「国誉」が語源ですよね?(詳しくはこちら) そんな由緒ある文具メーカーが、「一品・オンデマンド・カスタマイズプリント」に対応したようです。野帳と呼ばれる、プロが使うノートの表紙に、好きなデザインをプリントして貰えるサービスです。

「野帳は、測量士のために1959年に発売されたミニノートです。作業着のポケットにすっぽりと入るスリムでコンパクトなサイズと、屋外で立ったまま筆記できる硬い表紙が大きな特長です。」と、サイトにありますが、こういう「プロが使う道具」を使ってみるって、ちょっといいですよね。測量士が常用するからには、かなり作りはしっかりしたものと想像されますが、プロの道具を、自分なりにカスタマイズして使うっていう「マニア心をくすぐる」ものを感じます。料理好きな人が、老舗の刃物店で、プロの料理人が使う刺身包丁に自分の名前を入れて貰うような・・・

Tシャツやスマホケースなどに、自分がデザインした絵をいれるサービスは既にかなり普及していますが、文具・ノートに分野を広げたということは、カスタマイズプリントは、おそらくここでは止まらない流れを予感させますね。

コクヨの同サービスのサイトはこちら

関連記事

ページ上部へ戻る