- 2020-4-22
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★★アイゼナハ Eisenach -1- からの続きですす。
二度目にアイゼナハを訪ねたのは 2017年 5月、ICEで到着し町を歩きます。駅からは Wartburg城が見えます。これで行ったような気になり、今回も結局お城には行かず仕舞い(笑) 駅構内にはなにやら現代風のステンドグラスがあります。
これはアイゼナハから10kmほど南にあるルーラ(Ruhla)という町にある時計工場のモザイクです。1862年に創業した金属製品の工場は、1892年から時計の製造を始め、東独時代には Kaliber 24というヒットモデルが年間1億個の生産を記録したこともあります。その後、紆余曲折があり、現在はドイツ最大の時計メーカーグループの POINT TEC Products Electronic GmbHに引き継がれているようです。旧モデルはコレクターの間でも人気のようですが、2016年には Ruhlaの名を冠したブランドも復活して新モデルも販売されています。
Von Metilsteiner – Eigenes Werk, CC BY 3.0, Link
駅からヴァルトブルク城が見えたので、忘れないうちに東独の自動車の「Wartburg」にも触れておきます。東独車のシンボル的なトラバントと並ぶブランドですが、段ボールと樹脂を混ぜた車体のトラバントとは異なり、鉄板の車体でやや高級車としての位置付けでした。Wikipediaによれば、トラバントが累計で約3百万台の生産台数だったのに対し、ヴァルトブルクは約半数の1.6百万台でした。市の西方郊外に有った工場はオペルが引き継いでいます。
Von High Contrast – Eigenes Werk, CC BY 3.0 de, Link
2017年は、ルターの「95ヶ条の論題」から500周年ということで、各地で記念行事が催されていました。なおこの「500周年記念行事」ときのは10年間続くんだそうです。
★★アイゼナハの項を終わります
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