中国製ヘッド遂に登場?

春節明けの中国から仰天情報…というか遂にという感じの情報が飛び込んできました。中国製ヘッドの登場です

蘇州鋭発打印技術有限公司のサイト

中国の友人にトップページを訳してもらったところ:

蘇州鋭発打印技術有限公司は、2013年に設立され、美しい景色と集中的な人員と蘇州工業団地に位置しています。インクジェットプリントヘッドのコア技術開発と関連製品の製造を専門としています。同社の主な業務は、市販のインクジェットプリントヘッド製品、カスタムインクジェット印刷装置およびシステム開発の開発、製造および販売、関連する技術的なアドバイスおよび技術サービス、上記の関連製品および技術輸出入業務を提供することです。

蘇州鋭発打印技術有限公司は、創業以来、高速オフィス印刷、インクジェット印刷、繊維印刷、印刷エレクトロニクスと同時に、インクジェット印刷ヘッド製品開発に焦点を当て、コアの需要をキープしてきました、セラミック印刷、インクの製造、印刷機器の製造と多くの企業の他の産業が共同で中国のインクジェット印刷製造業のチェーンを促進するために広範な協力を実施していきます。同社は、中国の科学蘇州ナノとの共同研究室を設立し、世界をリードするインクジェット印刷技術と革新的な技術研究開発のアプリケーションに取り組んでいます。

同社は、蘇州市政府と、蘇州工業団地から、強力なサポートを受け、蘇州の主要な科学技術人材と革新と起業家の指導者、数々の特別プロジェクトを獲得しました。同社は、国内の発明特許を数多く有しており、熱バブルジェットインクジェット技術、圧電インクジェット技術、高速高速連続インクジェット技術などのコア技術が国際的に先進的なレベルにあります。同社は、市販の熱バブルインクジェットプリントヘッド製品開発、印刷解像度300-1200dpiの開発を完了し、この製品は市場に先駆けて発売される予定です。同時に、同社はまた、インクジェット印刷ヘッド駆動制御ソリューション、カスタムインクジェットシステム機器開発、インク互換性技術開発、インクジェット性能試験およびその他の技術的助言およびサービスも提供します。

同社は、インクジェットプリントヘッドの研究開発および生産会社の中国初の独立した知的財産権になることを約束しています。私たちは、継続的な努力と追求により、インクジェット印刷事業で相互に有益かつ魅力的な状況を達成し、華麗なインクジェット印刷業界を創造することができると確信しています!

…というようなことが書いてあるそうです。彼のコメントによると:

興味深いのは、いくつかの異なる種類のプリントヘッドについて特許を取得していると主張しているということです。 主なフォーカスはバブルジェットプリントヘッドにあるようで、4つのヘッドはバブルジェットです。 彼らはまたオフィス印刷を何度か言及しており、主にデスクトッププリンタ用のサーマルヘッドを開発しているようです。残り(ピエゾ)はまだ実現はしておらず、熱望しているのかもしれません。しかし、彼らは蘇州ナノの中国科学アカデミーと提携しています。これは基本的に中国政府が中国のプリントヘッド開発者を募集するのに資金を投入していることを意味しています。

…とのことです。

中国政府がインクジェットヘッドの国産化を欲しているというのは以前から噂されていたことであり、既存のヘッドメーカーや知財権の買収などを含め、噂は数々あります。また、大野も(今回の蘇州のメーカーとは別の企業から)コンサルを依頼されたことはあります。幸いなことに?私は啓発のコンサルができるような知識や技術は持ち合わせていないこともあり、謹んでお断りいたしました(笑)。少なくとも、完全に自力では無いように推察されます。

製品サービス紹介(産品与服務)のページには SUREjet という EPSON製品を連想させるような名前でヘッドがいくつか紹介されています。サーマルヘッドが4種、ピエゾヘッドが1種ありますが、サーマルは19200ノズルというのがある一方で、ピエゾの方は8ノズルのようで、少なくとも現段階ではサーマルの方が先行しているように見えます。またサーマルの16ノズルというのもあり、インク開発などの研究用途と考えられます。

しかし、インクジェットって、そうは甘くないぞ!ということをさんざん経験してきた身としては、これをどう受け止めていいのか、まだちょっとわからんなあというのが本音です。3月の上海APPPEXPOで現地にていろいろと情報を収集してきます。

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