誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(111)★★★ メルン Mölln -2-

★★★ メルン Mölln -1- からの続きです

きれいに整備された旧西独の小都市ですが歩くところは実はそう多くはなく Hauptstrasseを往復すれば事足ります。あえて言えば北側の湖の方を回ってみるくらいです。

この時は Hauptstrasseを大改修する工事中でした。

5分も歩くともう目の前に Rathauの Giebeldach(階段状の切妻破風)St.Nikolaiが見えています。

メルン市の旧市庁舎は、1373年からレンガゴシック様式で建設されました。リューベック市庁舎と並んで、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン州で唯一のゴシック様式の市庁舎です。

建築史

市庁舎の建物は主に14世紀後半に建てられたもので、その当時、メルン市はすでに1359年にザクセン=ラウエンブルク公アルブレヒト5世によって資金難のため、ハンザ都市リューベックに抵当に入れられていた。市庁舎は、1409年にザクセン=ラウエンブルク公エーリヒ4世によって町全体とともに焼失し、その後リューベックの支援を受けて再建された。そのため、その建築様式や造りにはリューベックの強い影響が見られ、また、リューネブルクとリューベックを結ぶアルテ・ザルツシュトラーセや、シュテックニッツ川、デルヴェナウ川を経由した交易を通じて町にもたらされた富に、メルンが参画していたことがうかがえる。

この建物は、2階建てのトラウフハウスとして建設された。北側と南側には、尖頭アーチの装飾が施されたゴシック様式の階段状の切妻がある。1373年に建てられた北側の切妻は、南側の切妻よりもやや豪華な装飾が施されている。特に北側の切妻には、黒釉を施した煉瓦が現存しており、リューベックではこれが建物の重要性と市議会への近さを示す指標となっている。一方、南側の切妻は、1896年の改修の際にネオ・ゴシック様式に改築された。市場側には1475年に開放的な前棟が増築され、そこには裁判のあずまやが設けられている。この前棟は市場側にゴシック様式の階段状切妻で覆われており、その前には、市場全体を見下ろすニコライ教会の高台にある教会墓地へと続く大きな外階段が設けられている。

市立博物館

かつての市庁舎は現在、市立博物館として利用されており、市場の反対側にある歴史的な木骨造りの家屋の一つにあるオイレンシュピーゲル博物館と共同で運営されている。ゴシック様式のアーチ天井を持つ「ラッツケラー」は、レストランとして賃貸されている。

ラートハウスの階段を上ったところから見える景色は何十年間もほとんど変わっていません。下右は 1981年頃、下左は 1988年頃撮影したものです。

★★★ メルン Mölln -3- に続きます

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