誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(118)★★★ キューリッツ Kyritz -3-

★★★ キューリッツ Kyritz -2- からの続きです

2泊する予定のホテルはマルクト広場の一番奥にある BLUHMS’s Hotel & Restaurantです

Kyritzといえば・・・と言ってもピンときませんよね(笑)でもビールオタクと東独オタクにはコレなんです!

Kyritzer Mord und Totschlagという物騒な名前が付いているこの黒ビール・・・アルコール分は7.2%と高めですぐに酩酊して殴り合いや喧嘩に発展しがち・・・ということからこんな名前が付いたものと想像しますが・・・一応 Geminiに訊いてみました。

「Kyritzer Mord und Totschlag」は、直訳すると「キューリッツの殺人と過失致死(あるいは謀殺と傷害致死)」という意味になります。非常に物騒な名前ですが、これはかつてドイツのキューリッツ(Kyritz)で誕生し、現在は伝統のレシピで復刻されている実在するビールの銘柄名です。

ビール「Kyritzer Mord und Totschlag」の解説

1. 名前の由来:なぜこんなに物騒なのか?このビールは17世紀(中世〜近世初期)からキリッツの街で造られていました。当時のビールは非常にアルコール度数が高く、非常に力強い味わいだったと言われています。このビールを何本も飲むと、人々がすぐに激しい酔っ払いになり、あちこちで大喧嘩や乱闘騒ぎ(まさに殺傷沙汰=Mord und Totschlag)を引き起こしたことから、畏怖とユーモアを込めてこの名前が定着しました。

2. ビールの特徴と味わい現在はブランデンブルク州の名門である Klosterbrauerei Neuzelle(ノイツェレ修道院醸造所) が伝統を受け継ぎ、歴史的なシュヴァルツビア(黒ビール)/ポーターのスタイルで製造しています。

    • スタイル: シュヴァルツビア(Schwarzbier / ドイツ式黒ビール)アルコール度数: 7.2% と、一般的なドイツのラガービール(約5%)に比べてかなり高めです。
    • 見た目: 非常に深い、漆黒に近い泡立ち豊かなダークブラウンです。味と香り: ローストされたモルトの香ばしさが特徴で、コーヒー、ダークチョコレート、キャラメル、ナッツのようなビターかつ濃厚な甘みとコクがあります。後味は心地よくドライに抜けていきます。

3. おすすめのペアリング(相性の良い料理)その濃厚で力強い味わいから、以下のようなボリュームのある料理と抜群に合います。

    • ステーキなどのグリル
    • 肉料理ジビエ(野生鳥獣)料理
    • 濃厚なチーズ
    • ガトーショコラなどのチョコレートデザート

レストランのソーセージ入りのスープ、なかなか美味でした!

ちょっとした腹ごしらえもできたのでホテルを出て街歩きに出かけます

ホテルを出てすぐ右手にはこんな建物があります。ChatGPT:Kyritznにある建物で銀行の支店が入っています。この建物について解説ください

大野さん、これはかなり面白い建物です。写真の建物は Kyritz, Marktplatz 2(現在の表記では2a)にある Berliner Volksbank の建物で間違いありません。現在も Berliner Volksbank – Filiale Kyritz が入っています。Kyritz市の資料によれば、1913年完成で、2013年に建物の100周年を祝っています。そしてこれは単なる「古い銀行」ではなく、20世紀初頭のKyritzが自分を近代都市として見せようとした時代を象徴する建物と見ると、とても面白いです。

1913年――見た目通り「帝政ドイツ末期」の建物です。写真を見た瞬間に「これは中世以来の建物ではないな」と感じられたと思います。実際その通りで、1913年。第一次世界大戦直前、Wilhelm II.時代の建物です。

資料によって1912年とする記述もありますが、Kyritz市は2013年を「建物100周年」としているので、建設が1912年頃、完成・使用開始が1913年頃と考えるのが無難でしょう。Wikimedia Commonsでは設計者をHannoverの建築家 Alfred Sasse(Saße) としていますが、そこには明確に「帰属は未証明」と注意書きがあります。したがって設計者については断定しない方がよいです。

建築様式がなかなか面白い。大野さんの写真は建物の特徴が非常によく分かります。一見するとJugendstilっぽさもありますが、純粋なJugendstilではありません。私なら、Reformarchitektur(改革建築)+ Heimatstil的要素 + Jugendstilの装飾と捉えます。

1900年代から第一次大戦直前にドイツで流行した、Historismusの「ゴシック、ルネサンス、バロックをそのまま模倣する」やり方から少し離れながら、伝統的なドイツ建築の形を現代化しようとした時期です。写真では特に、「非常に大きな赤瓦の寄棟屋根」「中央の曲線を描くZwerchgiebel」「銅板葺きと思われる小塔」「左右対称性を強調したファサード」「黄土色の壁面に暗赤色の装飾」「1階の大きなアーチ窓入口上部の重厚な庇」「しかし古典主義建築ほど厳格ではない窓配置」が特徴的です。**「銀行だから堅牢で信用できそう。でも19世紀の重苦しいHistorismusほど古臭くは見せたくない」**という1910年前後の地方都市の近代建築として、かなり典型的です。

少し歩いてから撮ったので写真の角度に違和感があるかも知れませんが、ホテルを出てすぐ左手にはこんな建物があります。キューリッツ(Kyritz)の市庁舎(Rathaus)です。今度は Geminiに訊いてみました。

    • 建物の特徴と歴史建築様式と外観: 1879年にマルクト広場(Marktplatz)に建てられた、3階建ての重厚な赤レンガ造りの建築です。中世の防衛建築の要素を取り入れた「歴史主義(ヒストリシズム)様式」で造られており、お城のような佇まいと八角形の時計塔が大きな特徴です。
    • 文化財指定: ブランデンブルク州の公式な建築文化財(Denkmal)として登録され、大切に保護されています。
    • 内部の至宝: 市庁舎の内部には、地元の伝説的な騎士バッセヴィッツ(Ritter Bassewitz)のものとされる剣や、歴史的な「ケルン聖書(Kölner Bibel)」が保管されています。

現在は市民の行政窓口(Bürgerbüro)などが設置され、バリアフリー化の改修を経ながら地域の中心的な行政・集会施設として現役で活用されています。詳細や現地の行政情報は キリッツ市の公式サイト でも確認できます。

★★★ キューリッツ Kyritz -4- に続きます

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