- 2025-1-7
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企業の決算発表を四半期ごとにチェックしていますが、正直申して「その場限りの説明」が殆どのように感じます。まあ、四半期ごとに何か言わないと(書かないと)いけない担当者にとってみれば仕方がないのかもしれません。その場その場ではなんとかポジティブなことを言っていても、少し長い目で見れば無意味なことを言ってる場合も散見されます。
しかし、そういうその場限りの説明を一旦無視して、決算短信に記載してある損益計算書(PL)と貸借対照表(BS)を10年、あるいは20年スパンで眺めてみると全く違ったものが見えてきます。先般「エプソンの大研究」でそれを試み、エプソンという会社がかなり深く理解できたように思います。これをインクジェット業界の各社でやってみようという試みです。
ここでその準備として各社サイトのIRのページから決算短信と年間決算説明会資料をダウンロードしてみました。そこで意外なことが分かりました。
2000_3というのは「西暦2000年3月期」という意味ですが、上の緑のセルのように、半数以上の企業は 20年あるいはそれ以上に遡ってデータのダウンロードが可能です。また少なくとも 10年以上遡ることが出来る企業もあります。まあ 10年のスパンで見れば変化はかなり見えるでしょう。ところがリコーだけは 2016年 3月期のデータまでしか遡ることができず、ちょっと残念です。まあ、ブラザー工業も 10年ちょいですがそれに近いものがあります。
まあ、決算短信のような公式資料は企業の IRページから以外にも入手する方法はあるので構わないといえば構わないのですが・・・まあ、20年は遡れるようにして欲しいものですね。