AIT2024:写真速報

今年の OIJC新春企画でも採り上げましたが、スイスの大学(フリブール工科建築大学)のインクジェット研究組織「iPrint」のダイレクターを務める堂前さんが立ち上げた「AIT:Advanced Inkjet Technology Conference 2024」の様子の写真を頂きましたので速報としてアップします。

堂前さんはセイコープリンテックで循環ヘッド「RC1536」の開発を主導し、その後それの市場開拓の為、自ら志願して同社のパリオフィスに家族帯同で駐在し、XAARの独壇場だったスペインやイタリアのセラミックタイルへのヘビーな顔料プリントの市場地図を塗り替えた立役者。その後、日本に帰国することなく新たな地平を求めてスイスの iPrintに転職したという、まだ 42歳のパワフルな若手です。

AIT2024は、ヨーロッパにはビジネス指向のインクジェット関連イベント(IPI:Industrial Printing Integrationなど・・・OIJCの JITF2024はこれをモデルとしています)は存在するが、もう少し技術指向のも必要・・・と考えた堂前さんが自分で企画して立ち上げたイベントです。これが IS&T(Society for Imaging Science and Technology)の目にとまり相乗りを要請されたとのこと。今回は初回にも関わらず「140人(88社・団体・組織)のリアル参加・20人のオンライン参加」を得たということです。

私は、定年逃げ切りを狙う無意味な管理職の多い、大企業病的閉塞感漂う日本をガラパゴスと意図的に揶揄してアジっていますが、そんな日本にもこういう翅の生えたスーパートカゲ(笑)もいるということで安心しますし、誇りにも思います。日本人が、スイスで、こんな最先端の国際学会を立ち上げることができるんですよ!・・・まあ、スーパートカゲは日本人っていう意識は希薄かも(笑)

若手の皆さん、古希の私が言うのもおこがましいですが(あ、というか私は若手のひとりと自負しています(笑)いくつになっても年齢に関係なくそう思い込めば若手です)・・・こういう人をロールモデルにしてください!自民党も、5人衆だとか役職に就いている(た)幹部が逃げ回る中で、若手が声を上げない・・・なんて言われています。そんなもんの真似をすることはありません!・・・あまりいい例ではなかったか(笑)

いずれにしても、こういう場に居て発表する・発表しなくとも積極的にネットワーキングを行う(名刺と Linkeninは必須)ことです。オンライン参加はミニマムですが、ネットワーキングの機会はありません。会社が出張費を出してくれない?見切りなさい!チェ・ジバラ革命です(笑)主な企業は誰かをリアルで送り込む and / or スポンサーになっています。

次回は 2026年 9月頃を予定しているというコトです。今回乗り遅れた人、次回は 2.5年も先です。決断はするときにしましょう!見る前に跳べ(笑)

なお AIT 2024のプログラム(大野による和訳版)はこちらからダウンロード頂けます。


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