【メモ】サイン&ディスプレイショウ 2023

10月 13日(金曜日)にビッグサイトのサイン&ディスプレイショウ 2023を覗いてきました。

従来の西展示棟から比較的新しい建物の南展示場に移り、雰囲気はやや変わった印象です。ただ面積はこれまでの西展示棟3+4ホール(L字型)が 4,680 + 6,840 = 11,520 m2だったのに対して 5,000 m2と半減したことになります。有力な大判プリンターメーカー自身としての出展はエプソン・ミマキ・リコー・キヤノン・hpくらいで、FESPAや中国の展示会を見慣れた視点からは、大げさに申せは「日本の総合的な国力の退潮の反映」にも見えてしまい寂しさを覚えます。

展示会全般については「PRINT & PROMOTION」が網羅的に詳しくレポートされていますので、私はその中の興味深い一社「東洋プリンター」にフォーカスしてレポートします。

ホントは行こうか、どうしようかと迷っていたところ、縞猫商会の松井さんの facebook投稿に刺激されて出かけて、これをピンポイントで見てきたという次第です。

動画でお分かりのように「布を縦に送って、その両面から布の表裏に同時にプリントする」というものです。この発想自体は特段新しいものではなく、中国機ではセルカムが国内で取り扱っている瀋陽の「SKYJET」や、イタリアの MASが既に製品化しています。この製品が目新しいとすれば、マシンがコンパクトでシンプルなことでしょう。

多分、中国の展示会には既に出品されていたものと思われ、またアジアでは既に事業展開していたようですが・・・コロナやビザ問題で中国から遠ざかっていた間にアンテナ感度が下がっていたのではないかと悔やまれます。あの今を時めく DTFにしても日本の先駆者達が中華プリンターを日本に引っ張ってくる数年前に既に中国では出ていたんですからね・・・

東洋プリンター社は、この両面機の他に片面機(同じく布は縦送り)、DTF機も展示していました。日本の拠点は板橋区にあり、長年の商社勤務で中国語が堪能な河合正吉さんという方が運営しているそうです。折を見て訪問して、今後の事業展開のシナリオを伺ってこようと思います。↓↓ クリックするとスライドショーになります。

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