コロナ:欧州諸国は入国条件緩和・・・日本は相も変わらず・・・

5月の半ばから英国・ドイツに行くことにしました。KORNITの「Fasion Week London2022」「IPI」「FESPA」を視察し、その他いくつかの企業訪問と業界人に会ってきます。それにあたり各国の入国条件を調べています。英国は諸規制を完全撤廃(国境でも、PCR検査証明も不要、ワクチン接種証明も不要)、ドイツも3回の接種証明だけで PCRは不要です、それに比べて日本は「相変わらず」です。まあ、ガラパゴスの面目躍如といったところでしょうか・・・と自虐ネタ(笑)

↓↓ 行きはよいよい、帰りは面倒 ♫・・・

下記は、カリフォルニア在住の畏友で、日本企業の社外取締役などで頻繁に来日する諸星さんの facebook投稿です。デジタル庁もほぼ機能していないみたいで・・・

DXの前に考えなければいけないこと:

先週水曜日まで今年初めて東京に行ってきた。4か月ぶり。写真は帰りの羽田空港のJALラウンジ。去年同様ラウンジにはほとんど人がいなかったので同じサンフランシスコ行きフライトに乗っている人は少ないのだと思ってゲートへ行ったらビックリ。100人くらいがゲートの前で待っていた。(それでも定員300人くらいだから少ないけど。)去年の4往復とも同じ飛行機には20~30人くらいしか乗っていなかったから、かなり戻ってきた。聞く話によるといまハワイ行きは満席で予約が取れない状態だそうだ。みんなウズウズしていてどこかへ旅行したいけどいまヨーロッパへはロシアの上空を飛行できないから20時間くらいかかるので行きたくないし、ハワイくらいで様子をみようということか。

今回は日本入国時の検疫にFast Trackという制度が出来て、事前に3回分のワクチン接種証明と陰性証明書を到着16時間前までにMySOSというアプリにuploadしておけば、Fast Trackが利用できて検疫審査が簡単になると聞いて期待していた。

事前審査に16時間もかかる理由は人間がチェックしているから・・とほほ、今時AIを使わない・・(まあ日本政府だから仕方がない)。このMySOSがここまで来るのに2年かかったこと自体いかにレベルが低いか・・あの台湾のIT大臣なら数時間で作れるくらいのアプリ。私でも2週間くらいで作れそう(ディジタル庁の迷走は容易に想像できる。)

一番の問題はこれではない。例によって飛行機から一番で出て、いっぱい必要以上にうろうろしている係の人に「Fast Trackはどこですか?」と聞いたら「そんなもんありません。同じ列に並んでください。」という返事。つまりこのFast Trackは事前申請した人も、しなかった人と同じレーンに並んで、自分の番になったら審査が速いというだけ。このシステムは入国者の便宜を考えているのでなく、審査する方が楽になるというだけのものだった。🤪唖然。

この国はDX、DXと日経新聞が叫んでいるけど、DXの前に考え方を根本から変える必要がある。政府が飛びぬけて酷いとしても、ほとんどの企業でもDXなんか上手く行っていない理由もそこにあるのではないか? つまりIT技術の問題ではなくプロセスとそれを考える人間の問題でしょう。

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