EPSON:【プレスリリース】欧州でのヘッド外販ビジネス強化のためスイスに拠点設立

欧州でのヘッド外販ビジネス強化のためスイスに拠点設立
– スイスiPrint研究所との協業により、新規アプリケーション※開発に対応 –

セイコーエプソン株式会社(以下 エプソン)の欧州統括会社であるEpson Europe B.V.(社長:永房 義朗、本社:オランダ、以下 EEB)は、欧州でのヘッド外販ビジネス強化の一環として、スイスiPrint研究所(Co-Director:Gilbert Gugler、Gioele Balestra、堂前 美徳、本拠地:スイス、以下 iPrint)と協業し、新たにスイス国内にEEBの支店を設立、2022年4月1日より事業を開始します。

エプソンは、商業・産業領域におけるデジタル印刷市場の拡大に対応するため、エプソン最先端の PrecisionCore(プレシジョンコア)プリントヘッドを中核にラインアップを拡充し、インクジェットヘッドの外販ビジネスを強化しています。

こうした中、欧州では既存のアプリケーションに加え、新たなアプリケーション開発が活発であり、技術的・専門的なサポートが必要な状況となっています。従って、欧州でのヘッド外販ビジネスをさらに拡大する上で、現地での技術拠点の整備と専門エンジニアを配置することが重要となるため、新たに拠点を設立するものです。

一方、スイスに拠点を置く iPrintは、西スイス応用科学芸術大学(HES-SO)の HEIA Fribourg校に所属する公的研究機関で、さまざまなインクジェットの研究開発活動とインクジェットトレーニングコースの提供を通して、世界中からさまざまなニーズ、技術者が集まっています。さらに、研究開発のための環境や装置も整備されており、同研究所と協業することで欧州での技術サポート活動を即時開始することが可能なため、同研究所と同じ Marly Innovation Centerの研究棟に拠点を設置します。

iPrintのDirector of Technology and Innovation, 堂前 美徳(どうまえ よしのり)は、次のようにコメントしています。

「iPrintには、インクジェット技術を応用して生産のデジタル化とオンデマンド化を目指す研究開発プロジェクトが多数あります。今回、インクジェットのアプリケーション拡大に積極的に取り組まれているエプソンがパートナーとなることで、我々の活動にも強力なシナジー効果が得られると確信しています。iPrintは引き続き革新的技術開発と、理想的な開発環境の構築を進め、さまざまなパートナーと共にインクジェット革命に邁進していきます。」

エプソンの IJS事業部長 内田 昌宏は、次のようにコメントしています。

「インクジェット技術は、さまざまな印刷のデジタル化による環境負荷の低減や高い生産性を実現するだけでなく、エレクトロニクス分野やバイオ分野での応用など単なる印刷を超えた新たな可能性が期待されています。特に欧州ではインクジェットの新たなアプリケーション開発が活発であり、その先端的なインクジェット技術の研究開発を行っている iPrint研究所との協業により、欧州におけるヘッド外販ビジネスとオープンイノベーションの強化を図ってまいります。」

エプソンは、完成品事業の成長とともに、パートナーシップによるヘッド外販を強化することで、環境負荷を低減するデジタル・プリンティングの世界を広げ、インクジェットによるイノベーションをさらに加速させていきます。さらに、商業・産業領域に最適化したヘッドの技術開発を進め、拡大する多様な印刷用途や、新たなニーズが生まれているエレクトロニクスやバイオテクノロジーの世界に対しても、オープンイノベーションを通じ、新たな市場創出を図っていきます。

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