OIJCウェビナー:有力25社の、特許状況からみた事業の方向性

12月 14日(火曜日)の、インクリサーチの小池さんによる「有力25社の、特許状況からみた事業の方向性」というタイトルでウェビナーを主催しました。参加登録がなんと 460件あり、もう少しで私の ZOOMライセンスの 500人という上限に達するところでした。別途記事を書いて公開していますが、私のメルマガは約 800人の登録読者が開封しているようですが、開封した人の約 60%が登録したという計算になります!こういうテーマが期待されていた・・・そんなツボにハマった印象です。上位 25社の全てについて、少なくともなにかコメントしたため、1時間の予定時間を大幅に超過してしまいましたが、参加登録頂いた皆様には別途限定公開の動画リンクをお送りします。

特許の出願内容を長期間収集・分析して各企業の方向性を推理したり、比較して差分を分析して戦略の違いを炙り出したり、全体像を見て業界トレンドを見える化する・・・これは「言うは易く、実際には・・・」という作業です。まあ、大手はこういうことを当然のようにやっているでしょうし、実際私も現役時代には不定期にこういう分析を知財担当に依頼してプレゼンして貰っていました。大事なことは・・・特許の調査・分析というと知財部門と開発技術屋だけの作業・情報共有に留まりがちですが、それではもったいない!事業責任者は言うまでもなく、営業や企画、事業に関わる全ての人が「同業他社の方向性や、業界全体のトレンド」を共有しておくことは非常に重要なことと思うのです。

以下に、参加されなかった方にも雰囲気が伝わるように、数枚のスライドを挙げておきます。
↓↓ 上位 25社です。これら企業のインク関連特許(FI:C09D11/00よりIJ関連抽出)で全て読み込んでデータベース化しています

↓↓ ちょっと意外なことに HPは 2005年をピークに、インク関連特許は漸減しています。

↓↓ これからはいろいろなことが見えます。トップ3は同じですが直近ではリコーがトップとなっています。その次のグループも概ね安定していますが、ランクから消えた企業や、新たに登場した企業も見えます。

↓↓ 実際に大事なのは単年度の数のみではなく、「どの分野に特許を出しているか?」「数は増加傾向にあるのか、減少傾向なのか?」「かつて主流だった紙へのプリントからどの程度多角化しているのか?」などを読み取ることです。

↓↓ OIJCとインクリサーチはコラボして、こういう調査・分析を出来る限り多くのインクジェット関係者にシェアしたいと考えています。基本的には「四半期報(パテントリスト詳細付)」「有力25社のIJインク技術大全。(特許情報/製品情報/事業情報/中期計画等、掲載) 毎年、6月1日に最新版を提供。」「これらに関するクローズドウェビナー」を考えています。OIJCの大手会員企業にはディスカウント、個人や中小の企業には団体契約でハードルを下げます。

価格など、関心をお持ちの方は遠慮なくお問い合わせください

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