- 2021-2-2
- Nessan Cleary 記事紹介
このサイトの読者の多くは、いくつかのインクジェットインクの乾燥に使用できる近赤外線技術を開発している Adphosのことをよくご存じかもしれません。Adphosグループにはまた、バッテリーセルの製造に使用できる陽極および陰極の水ベースおよび溶剤ベースのコーティング用の新しい乾燥ソリューションを開発した Adphos Thermal Processingも含まれています。
Adphos Thermal Processing has developed a new electrode processing technology for battery production.
Adphos Thermal Processingは、電池製造用の新しい電極処理技術を開発しました。
現在、ほとんどのプロセスでは、対流に基づいたアプローチで電極を乾燥させています。しかし、Adphos社はその先進的な NIR（aNIR）プラットフォームをベースに、2秒以下で最大150μmの厚さの電極コーティングを、5秒以下で最大400μmの厚さのコーティングを乾燥させることができる aNIR-電池電極処理システムを開発しました。Adphos社によると、これは 10倍の速さとわずかな乾燥電力で、既存の対流ベースの乾燥ソリューションの 10％にまで押さえ込めるとのことです。
さらに、この新しいアプローチは、赤外線やレーザーベースの加熱乾燥システムのような他の高速乾燥方法の場合に見られるような、クラックやバインダーの移行による電極基板へのコーティングの密着性の低下という問題に悩まされることもありません。さらに、Adphosソリューションは、使用中の特定の溶剤ベースのコーティングに最適化して、最終的な溶剤処理に必要なエネルギー量を最小限に抑えることができます。
最終的には、これにより、コンピューターから電気自動車まであらゆるものに電力を供給するリチウムイオン電池の製造コストを削減できるはずです。詳細については、adphos.comをご覧ください。
