OIJC:Japan Inkjet Business Conference 2020:私の想い「メジャー公式戦を日本で開催しよう!」

今回の「ジャパン・インクジェット・ビジネス・コンファレンス2020」の立ち上げに際しては「IMIや TheIJCに日本人がなかなか出かけない現状があって・・・」という歯がゆい認識が私にはあり「では、それを日本に持ってこよう!メジャーリーグの公式戦を甲子園でやるんだ!そうすれば来易いし、本物のメジャーの試合を見られる!(すんません、東京ドームじゃなくて(笑))」そんな想いなんです。それを、ある日本企業の幹部の知人にお伝えしました。

(前段省略)

コンファレンスは「渾身の!」というくらい気合いを入れて進めてます。

何も御社に限ったことではないのですが、一般に日本企業は海外のこういうコンファレンスに、予算がどうとか、費用対効果は?とか言って人を出さない傾向が強いです。

また出すとしても、エースクラスではなく、企画とか調査などを担当しているスタッフを出すことが多いです。将来を嘱望されているエースは社内向けの説明資料作りで忙殺されてる(^^)

結果として、世界のインクジェットのコミュニティから日本企業は除け者にされている…なんたって、自分から輪の中に入っていかないんだから…そんな状況です。結局、「顔の見えない日本企業」となってしまってる。

大野の場合は、海外に販社もなく、他部門の海外営業担当が、その部門自体のリストラで異動してくるまでは英語を喋れる営業も居なかったので、自分自身が海外に出かけていって、サンプルヘッドと仕様書を持ってヘッドを売り込むしか手が無かった…海外から電話で引き合いがあっても、電話で英語で交渉出来る部下などいなかったの自分でやるしかなかった…

そもそも、私が勤務していたコニカミノルタはカメラの会社と思われていて、インクジェットのヘッドとかナッセンジャーやってるなんて知名度はゼロだった…というわけで、自分から海外のそういう業界の集まりに出かけていって「コニカミノルタって会社が、インクジェットのヘッドに参入したんですよ〜!よろしくね〜!」ってやるしかなかった

正直申して、コンファレンスでそうやってアピールしてもまだまだ足りなくて、夜のネットワーキングレセプションでは、その辺にあったギターを持って歌を歌って、目立って名前を覚えてもらったりしました(^^) これ、今日まで「歌うヘッド屋」として業界の伝説になって残ってます(^^) C・F・G7の3コードくらいしか弾けないのに、思えばようやったもんや(^^)

ネットワーキングレセプションでのもう一つの目標は「名刺交換していない参加者を撲滅すること」…コンファレンスでは参加者リストをくれるので、とにかく名刺交換しまくってリストをマーカーで真っ赤にした…

まあ、そんな歴史の積み重ねで、今があります。

元に戻って…海外のコンファレンスに出かけず、結果として顔も知られることもなく、業界から隔絶されている日本人…

ならば、その海外のコンファレンスを日本に持ってこよう!そう考えたんです。メジャーリーグの公式戦を日本で開催するようなもんです。本場の野球を見てえな!まずは観客としてでええから、まあ見て頂戴よ!…そういうことなんです。

今回、講演者に日本人が二人います。彼らはヨーロッパ駐在で、謂わばメジャーリーガーとしてプレーしている日本人選手です。

Shin Ishikura, manager of Kyocera’s Inkjet Design Centre

京セラの石倉さんはこういう業界のコンファレンスで、並み居るメジャーリーガーを差し置いて、ベストスピーカー賞を取る…MVPを獲るような人です。

もう一人の堂前さんは、メジャーで移籍したばかりです。ある会社のパリ駐在で、自分が開発に関わった循環ヘッドをヨーロッパに広め、その後スイスのインクジェット研究機関に移籍しました。よくある、日本人駐在員で現地法人と日本の管理部門との連絡係とは違います。そんなイチローや大谷クラスの日本人のプレーも見ていただけば…

海外のコンファレンスに出るには、往復の航空券とホテル代、参加費もそう安くはない、日当も…一人出すとまあ30〜40万円、二人だと60〜80万円くらいかな。で、二人も行くのか?行くとしても一人に絞れよ!そもそもどんな費用対効果があるんや?…

自分で行ったことも無く、そこでプレゼンしたことも無く、業界から隔絶されている上司に費用対効果を説明して、分かってもらえるハズがないやんか(^^) ああ、面倒くさ!もう、そこまでして行くのやめた!ということで、数十万の費用節約にはなっても、相変わらずの顔も姿も見えないままの日本企業…

今回、そのメジャーの公式戦を日本でやります。航空券不要、ホテル不要、入場券だけ!海外に派遣することを考えれば一人分で4〜5人参加できます。出来れば、エースを出して下さい。エースを役員会向け資料作成なんかに縛るもんじゃないです!エースにこそメジャーのプレーを見てほしいんです。ネットワーキングで海外と繋がって欲しいんです!

そして、究極は役員クラスです。今回の講演者の殆どが、この業界では世界的に知られているメーカーの社長や役員クラスです。彼らは役員室に籠もって数字を眺めてるのではなく、自らがコンファレンスに登壇し、業界を引っ張っているんです。

日本の役員クラス・事業責任者のポジションにある人に、そういう人に会って繋がって貰いたいし、顔も覚えてもらって欲しい…そんな想いです。

というのが背景です。月末が忙しいとかなんとか、まあいろいろあるとは思いますが、ここまでしてメジャーの公式戦を日本に誘致したのに、観にも来ないようなら、もう見放すしかないですな…(笑)

既に申し込みは出足好調で、場所が狭いけどどうしようかなど、嬉しい悩みを始めてます。人数がオーバーフローしそうになれば大口の企業には少し調整をお願いする可能性もあります。非常に不本意ではありますが…

以上、長くなりましたが背景と狙いの説明まで。↓↓こんな状況を、役員。幹部クラスが率先してなんとかしましょうよ!

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