誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(115)★★★ ギュストロウ Güstrow -9-

★★★ ギュストロウ Güstrow -8- からの続きです

↓↓ 東西ドイツ統一から 35年も経ってまだこれが残っているんですね!

DDR(旧東ドイツ)の街灯は、標準化され、機能的でありながら、独特なデザインで数十年にわたり東独の夜の街並みを形作っていました。主にVEB Leuchtenbau Leipzig(ライプツィヒ照明器具公社)などの国営企業(VEB)で製造されていました。

代表的な名作モデル

    • RSL 1(丸ディスク型街灯 1): 東独を代表する伝説的な街灯です。上下に並んだ2枚のガラス円盤が特徴で、住宅街や公園、歩行者天国に大量に設置されました。
    • 「スプーン(Löffel)」: ライプツィヒ照明器具公社が製造した大型の街灯です。その形状がスプーンに酷似していることからこの名がつき、裏通り用には小さな「ミニ・スプーン」もありました。
    • BGライト: 黒やグレーのプラスチック、またはアルミの筐体を持つ実用的な街灯です。主に主要道路や工業地帯を照らしていました。

技術的な特徴と「オレンジ色の光」

    • 独特な光の色: 初期は蛍光灯が主流でしたが、後に高圧水銀ランプ(HQL)や高圧ナトリウムランプ(NAV)へ移行しました。特にナトリウムランプの放つ独特の温かみのあるオレンジ色の光は東独の象徴です。
    • 宇宙からの境界線: このオレンジ色の街灯により、冷戦時代(そして統一後もしばらくの間)、宇宙から見ると東西ベルリンの境界線が光の色(東:オレンジ、西:白)でくっきりと判別できたのは有名な話です。
    • コンクリート製の電柱: 丸型や、特徴的な八角形のコンクリート製電柱が東独の道路の定番でした。

現在の状況

現在、老朽化や環境基準(LEDへの移行)に伴い、これらの街灯は急速に姿を消しています。しかし、ベルリンの一部の地域では、歴史的な景観を守るために外見はそのままに内部をLEDに改造して保存する取り組みも行われています。また、当時のオリジナル製品は、レトロデザインの愛好家の間でインテリアやガーデンライトとして人気を集めています。

★★★ ギュストロウ Güstrow の章を終わります

シリーズ:誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte に戻ります。

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