ブラザー工業:缶バッジプリンター

ブラザー工業:東京ショールームを覗いてみました

今話題の映画「教皇選挙」は見られなかったのですが、ここまできて手ぶらで帰るのもな~・・・ということで、前から気になっていたラーメン屋に行き(笑)、行きがけの駄賃でブラザー工業の東京ショールームを覗いてきました。そこで思わぬ拾い物の発見をしました!映画見るより良かったかも!(・・・と、負け惜しみを(笑))

なんと「缶バッジプリンター」!見たところ新種のコーヒーマシンかと・・・ま、それにしては色がコーヒーっぽくはないんですが・・・(笑)更にもう少し見てみると、ブラザーのメインビジネスである量産小型プリンターの上に、なにやら板金で仕上げたユニットが乗っかっています。

ほほう!よくイベントなどで配られたり売られたりしている「缶バッジ」をプリントするものだそうです。面白いものを考えますねえ!動きに見とれていてうっかり動画を撮り忘れたのですが、綺麗な缶バッジが約 1.5分でプリントされて出てきます。

イベントや販売用の缶バッジはゴマンと・・・いや無限に等しい種類があるわけですが、どれが人気が出るか、どれはそれほどでもないのかはやってみるまで分からない。ということで、事前に用意したもので足りないアイテムが出てきたら、夜のうちにプリントして補充する・・・みたいな用途があるそうです。なるほどね!

パソコンから出力したい画像を選択し、データをプリンターに送ります。缶バッジは3層からなっており、ベースの金属部品+その上に白いフィルム(白トナーが無いのでフィルムにした)+透明フィルム(の裏に画像をインクジェットでプリント)を重ねて最後にカシメて出来上がり。プリントしているところは見えませんが、一連の動きは上の透明な部分から見ることができます。動きが可愛い(笑)

で、何故量産小型プリンターの上に乗っかっているのか?プリンター部分のメインの給紙トレイからはプリントする透明フィルムを、後ろの手差しトレイからは白フィルムを供給するために使っているのです。なるほどね!量産小型プリンターは大量に作っているのでコストも激安!このnおマシンためだけに機構を開発するより断然安上がりという話ですね!電卓のキーの接点にホッチキスの針を流用するようなもんです・・・賢い!

こちらは別の製品・・・一件スキャナーに見えますが「箔押し機」だそうです。え?

普通の名刺をこのマシンを通すと、右の画像のように金の箔が押されて出てきます!おお、なんとね!黒トナーを熱で再溶解して接着剤代わりにして箔を押す・・・なあるほど!面白いものを作りますねえ!こういう需要がどのくらいあるのかわかりませんが話題作りとしては面白いんじゃないでしょうか?

それにしても遊びゴコロ満載の面白いプリンター・・・こういうのって、大手プリンターメーカー(いや、ブラザー工業も立派な大手メーカーではありますが・・・)ではなかなか出来ない・発想が出てこない・発想した瞬間に「どのくらいの市場があるのか?」「総ロットで何台くらいの話?」「で、結局ナンボの売り上げになるんや?」・・・メインストリーム事業の人達は逆にこういうことを言って潰してしまいがちです。

例えば一兆円規模の会社なら「新規事業やるなら売り上げの 10%=1,000億円になるものを!当面の目標として 5年で 5%=500億円くらいになるものを」・・・デカい数字を見慣れた人たちはそういう発想をするんですよね!アホかいな(笑)

ブラザー工業はそういう企業とは一線を画しているように見えます。こういう遊び心のあるプリンターが出てくる部門がある・やらせてもらえる環境にある・・・これって大事なことだと思いますよ!

ちなみに気になっていたラーメン屋はこちら!よくあるラーメン番組で採り上げられがちなのは「店主が心血を注いで気合を入れて作ったラーメンスープ」が特徴の店・・・ああいうのって、若者向けにはいいでしょうが、私は重すぎて!私は気取らないあっさり味が好みです。ストライクゾーンのど真ん中ではなかったですが、十分ゾーンに入ってました。高架ガード下というロケーションが★半分プラスです(笑)

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