- 2024-5-11
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ここまであまりちゃんとフォローしていなかったのですが、ローランドdgとの TOB合戦で話題となったこともあり、チェックしておきます。決算発表は５月９日です。
ブラザー工業
売上高はさほど違和感はありませんが、営業利益は四半期赤字になっています。なんか特殊要因ですね。
おや、かつて 1,890億円かけて買収したドミノを 282億円も減損しています。理由は「英ポンド高の進行によるマイナス影響などにより、のれんの一部の減損損失を計上」とありますがあまり分かり易い表現ではありません。のれんの一部ということは、まだあるんですかね？
ブラザーのドミノ事業に関しては、私が現役時代からずっと疑問に思っていたことがあります。1.890億円もの買い物をしながら、何故役員クラスを一人も送り込んで・送り込めていないのか？100％子会社にしたわけですから如何様にでもできたハズ。もちろんプライドが高く面従腹背の得意な英国人（笑）は、日本人マネジメントには来て欲しくなくてあの手この手でブロックしたことくらいは想像に難くありませんが、そんなことでビビっているようでは、その時点で負けですね。
現地に送り込んでその会社を陣頭指揮でマネージできる人材が社内にいなければそもそもそんな買収などするべきでないし、そうでなければそういう人材をスカウトする手もあったでしょう。なんせここにくるまで８年も有ったんだから･･･ここで反省してリセットし、ちゃんと役員（部長クラスでお茶を濁しているようじゃダメです）を送り込めなければ経営の怠慢と言われても仕方がないでしょう。経営陣の覚悟の問題ですから･･･
ドミノはさておき、マシナリー・ニッセイ・P＆H事業も減収減益となっています
まあ、そのあたりの減収分を為替で補ったという構図ですかね
2024年度は売上高は微増ですが、営業利益は V字回復で営業利益率も 10%を狙うという見通しを立てています！Good luck!
なおローランドdgに関しては同社の公開買い付け期間（5月 15日まで）が終了した後にコメントします。日経の最新記事「ブラザー｢3度目の変身｣練り直し ローランドDG買収断念」はこちら
