- 2025-3-23
- 事例紹介
土曜日の午前中に日テレ系で放送されている長寿番組「ぶらり途中下車の旅」・・・このプロデューサーに印刷やプリントが好きな人が居るように思われます。路線ごとにランダムに行き当たりばったりで訪問先を決める・・・なんてハズはなくて、毎回スタッフが予め調査をして訪問アポなどを取っているのでしょう。よく見ているとスイーツ店や飲食店の他に「印刷・プリント」に関係する店が毎回必ず一つは入っているように思います。スクリーン印刷の工場とか、活字で活版印刷を扱っているレアな店とか・・・
今回(3月8日)は「人形町 BASE」という、様々な分野の職人さんやアーティスト達が集まってコラボする工房を採り上げていましたが、このなかで「SAMPO」というブランドが紹介されていました。
“sampo”(サンポ)は、オリジナルテキスタイルを用いた様々な商品をお届けするライフスタイルブランドです。CONCEPT:「自分らしく、ありのまま おもむくまま」誰かに言われて選ぶのではない、持つことでより自分らしさや独自性を表現し、気持ちが高まるようなデザインをお届けします。散歩のときに体験できるような「新しい出会い・発見・喜び」を、sampoの製品を持つことで感じてください・・・とのことです。
作家さんによれば「プリント相手のテキスタイル素材に応じて原画の描き方も工夫している」とのこと。
かつて「アナログ印刷は職人や印刷所に蓄積されたノウハウを活かすことができて「味を出す」ことが可能だった。デジタル印刷になると、同じパラメータなら誰がやっても同じ結果になる。プロがやっても学生バイトがやっても同じ結果が再現できるので差別化が難しい」という説がありました。
実際にはオフセットのオペレーターさんについていたノウハウ(湿度が高いのでインキはちょっと硬めにしておくとか、鼻薬的にちょっとだけ別の色を混ぜるとか・・・)は確かに不要になりますが、原画をどう描くか、それをどう画像処理するか、プロファイルをどう作るかなど、ノウハウやコツが蓄積される場所が移動するわけですね。