誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(84)★★★ラーコウ Rakow -1-

メクレンブルク=フォアポメルン州のラーコウ Rakowをご紹介します。

ラーコウ?どこだ、それ?聞いたことも無いぞ?はい、私も聞いたことがありません(笑)非知名度は間違いなく満票で★★★でしょう(笑)でも何故こんな町(・・・ではないな、集落です)を紹介するのかって?

実は列車に乗って目指していたのは一つ先の町だったんですが、うっかり居眠りしてしまい、停まったところで慌てて降りたらトンデモない田舎で・・・ん?ここはどこ、私は誰?状態でバタバタし、気が付けば列車は行ってしまっていたという次第・・・やっちまったなあ~(笑)

うひゃ~!何にもないじゃん!ここに次の列車まで1時間いるのか~・・・まあ、肚括るしかないなあ(笑)

凄く見辛いですが、上の航空写真の右下にあるスケールが「200m」です。いかに周辺に何もないかがわかるでしょう。

https://de.wikipedia.org/wiki/Rakow_(S%C3%BCderholz)

しかし流石は独語 Wikipedia!こんな小さな集落でもちゃんとそれなりの記述があります。

ラコウは、フォルポメルン=ルーゲン郡南部のズュードホルツ自治体の地区である。ラコウは、グリメンの南東7km、グライフスヴァルトの西22km、ロイツの北西10.5kmに位置している。自治体は、海抜15~30メートルの浸食された台地に位置している。

歴史:ラーコウは 1232年10月31日の文書に初めて言及され、当時は Racoweと呼ばれていたが、Groß = majus(大きい)とKlein = minus(小さい)に分割された。文書では、ヴァルチスラフ3世公が Groß-と Klein-Rakowの村をドベラン修道院に寄贈した。この名称はスラブ語に由来し、「がんの場所」を意味する。

1235年、カンミン司教コンラート3世は、グロース・ラーコウとクライン・ラーコウの 10分の1をドベラン修道院に与えた。

1835年のプロイセンのウルメスティシュブラット(PUM)には、この場所の興味深い構造が今でも示されている。この場所は、グロース・ラーコウの北西部に位置する荘園と一連のコテージから構成されていた。中央には、教会と水車のあるクライン・ラコウの一部があった。東端にはクライン・ラーコウの一部とつながるグラボウがあった。

1871年、クライン・ラーコウには21棟の住居があり、28世帯、169人の住民がいた。1867年も同じ数であった。グロース・ラーコウには9棟の住居があり、22世帯、150人の住民がいた。1867年には 149人であった。全員がプロテスタントの信者であった。

1878年、ノイシュトレーリッツとシュトラールズントを結ぶ鉄道ベルリン北鉄道が、ラーコウの 2つの部分を分断した。

1880年の測量地図では、前述の異常は解消されていた。グラボウの村は 1.5キロメートル南東に移動し、独立した。ラーコウ村のグロース・ラーコウ地区の領地は近代化され、拡大された。クライン・ラーコウは閉鎖された村となり、ラーコウ駅がその側に設置された。

1905年には、グロース・ラーコウには 13棟の住居があり、31世帯、222人の住民がおり、クライン・ラーコウには 21棟の住居があり、33世帯、180人の住民がいた。

1950年7月1日、それまで独立していたブレットヴィッシュの自治体が合併した。

グロース・ラーコウは、ソ連占領地区における土地改革の直接的な影響を受けた。 強制収用された農場から土地を譲り受けた難民たちは、その後、旧農場の西と東に新たな農場集落を建設した。 1960年以降、すべての農民は農業生産協同組合(LPG)の組合員となった。 拡大した村では、農場の跡地に小さな農業複合施設が建設された。クライン・ラーコウはそのまま残ったが、拡張された。グロース・ラーコウとクライン・ラーコウの住宅地は区別されていたが、電話帳にはラーコウ村として記載されていた。

ここには独語 Wikipediaにも紋章・位置・データといういつもの3点セットはありません。人口の数字が見当たりませんが、文脈からは 200人前後と推測します。

Wappen Lage Data

Rakowが所属する Süderholzという Amtsfreie Gemeinde(独立自治体:自治体の態様のひとつ。 地区以下のすべての自治体業務を遂行し、その地位によっては(例えば地区に属する大きな町)地区の業務の一部も遂行する。 ブランデンブルク州、メクレンブルク=西ポメラニア州、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州に存在する。 ブランデンブルク州、メクレンブルク=西ポメラニア州、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州に存在する)に関する情報を挙げておきます。ここにも紋章はありません。

★★★ ラーコウ Rakow -2- に続きます

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