新規コミュニティ会員紹介:電磁弁のビュルケルト

新規コミュニティ会員をご紹介します、ドイツはバーデン・ヴュルテンベルク州で電磁弁を供給しているビュルケルト(Bürkert)社です。

ドイツ好きの私としても気になって早速覗いてきました・・・あ、GoogleMapでです(笑)インゲルフィンゲンIngelfingenという、人口 5,000人ほどの小さな町にあります。バーデン・ヴュルテンベルク州には家族経営の中小企業が多いのですが、日本でいう、典型的には大田区や東大阪などの中小零細企業というイメージではなく、「株主の顔色に一喜一憂しないですむ家族経営・長期視点での経営が可能」という利点を活かした優良企業が多いのが特徴です。またバーデン・ヴュルテンベルク州は勤勉な人たちが多い土地柄としても知られています。

ドイツの町評論家・戦災被災都市鑑定士(笑)の私の目からは、この町は戦災を受けずに済んだんですね、おそらく・・・まあ、軍需産業や重工業や鉄道の要衝でもなければ無闇に爆弾落とすことも無いわけだし!ドイツで戦災を受けずに残った町って、いい感じなんですよ!

GoogleMapの画像に Bürkert社が載っています。戦後直ぐの創業とのことですが、なかなか立派なオフィスですね。

なるほど!ルーツは孵化器ですか。戦後すぐの創業で、最初はガレージ企業だったんだろうなあ!そういえばソニーも東京通信工業として 1946年の同年にガレージ企業としての創業ですが、売上高で5兆円を超える巨大企業になりました。ドイツの会社は浮利を追わず、しっかり手堅く着実に成長し、気が付けば業界に無くてはならないポジションを占めている・・・そんな会社が多いようです。ビュルケルト(Bürkert)もそんな会社の一つと見ました。

ここで、私の認識違いに気が付きました。「バーデン・ヴュルテンベルク州=家族経営の優良中小企業が多い」という先入観に囚われていましたが、なんと売上高で €710mil=最近のレート(160円/€)で換算するとゆうに 1,000億円を超えています。立派な大企業ですね!でもね・・・多分、所謂「大企業病」には侵されてはいないんですよ、こういう会社って!

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