LIGNA:木材・建材に関する大規模展示会(4)

LIGNA:木材・建材に関する大規模展示会(3)からの続きです

ここまではベルギー UNILIN社のライセンスの元、スペイン(バルセロナ)の BARBERAN社のプリンターと、サカタインクスのインク供給という枠組みでの「エンボス(テクスチャリング」に関して詳しく書いてきました。ここからは、その他のインクジェット関連の出展を見ておきます。

Industrial Inkjet Ltd.(英国ケンブリッジ)

大野が現役当時に設立に関わったケンブリッジのインテグレーターで、上の写真のような様々なプリントエンジンと、インクパートナーとの緊密かつ継続的な協力関係に及び搬送系との組み合わせによって、非常に広範囲な用途に対応しています。

今回強調していたのは「エッジバンド」(こういう感じのものです)。プリント合板の表裏をいかにうまく作っても「厚み部分(切り口)からチップボードの断面が見えてしまっては興ざめですね。ここを覆い隠すのをエッジバンドといいます。これを実に上手く作ってサンプル展示していました。合板の厚み部分ですから 2~3cmくらいの幅のものですが、30cmくらいのロールにプリントして 10~15本程度にスリットするのが一般的です。

また、世界的な大手組み立て家具メーカーの、とあるアイテムの DPに採用されているというウワサもあります。興味ある人は立川か船橋か横浜のあの店に行けや(笑)

HYMMEN(独:ビーレフェルト)

HYMMENは BARBERANと同じく合板などの製造機器メーカーですが、BAEBERANはアナログ印刷機器も手掛けるのに対し、HYMMENは一度会社を清算し DEGITALのみに絞って再出発した企業です。

cefla(イタリア)

NEOS(イタリア:モデナ)

イタリアのモデナtいえば「バルサミコ酢」の産地としてグルメの間ではよく知られていますが、セラミックへのインクジェットプリントも盛んで、セラミック業界の展示会が行われるところでもあります。そんな関係でこの NEOS社もモデナにあります。いくつかのモジュールを組み合わせて、用途に応じていろいろなパターンの機種を提供できるような設計構想です。

こちらに Ralf Schlozerによる紹介記事があります。併せてご参照ください。

【Phoseon、IST】

UVランプメーカーが2社出展していました・・・ということは UVインクが多用されているということかと推察されます

LIGNA:木材・建材に関する大規模展示会(4)に続きます

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