IGAS 速報 (2)2018年7月26日 富士フイルム・富士ゼロックス

IGASに行ってきました。まだ初日しか視察できていませんが、インクジェット関連で目についたものをランダムにアップしていきます。

■ 富士フイルム・富士ゼロックス

JetPress750S

JetPress720 2008 drupa
ここから実に10年が経ち、スタイルも初期モデルの乾燥機部分が随分スマートになりました

JetPress750S

従来のB2枚葉機JetPress720も細かなアップグレードを繰り返してレベルを上げて来ていましたが、ここに来て750Sと番号を変え新機種として発表したものです。従来との違いは「高速化:B2 3,600枚/時間」と「自動検品機能」。速度は、本来Sambaヘッドは従来でもこの速度は実現可能だったはず(Landa機の速度はこの倍以上)で、駆動周波数を上げたというより、欠補正のアルゴリズムを改良したといった「律速」を改善したというようなことかなと思います。また、自動検品も、欠検知用のカメラを搭載しているので、従来でも可能だったはずで、ここで信頼性などを確認して実装したということではないでしょうか? 私が前職コニカミノルタで手掛けたKM-1の速度が3,000枚/時間なので、それに追いつけ追い越せだったのかな?(笑) ただ水系インクであり自動両面は出来ないようです。

RMGT JP750
(同社サイトより)

RMGT JP750
(同社サイトより)

なお同機は、搬送機周りを担当していると想像されるRMGT(リョービMHIグラフィックテクノロジー)からもJP750として出展されており、コニカミノルタのKM-1と小森コーポレーションのIS29と同じような関係になっています。富士フイルムからのOEMということと推測されますが、従来は富士フィルムのみが販売していたことからみれば方針変更に見えます。これはこれでビジネス的に複数の微妙な課題を内包しているものと想像します。

11000 Inkjet Press

「富士ゼロックスの」という接頭語をつけて説明された連帳機 11000 Inkjet Press で「仮称」としていることから、まだ事業化の体制は柔らかい段階と見受けられます。「名称をつける」という一見単純な行為は、実はそれなりにしっかりした体制がないとできないものです。ミヤコシのマシンじゃないの?とのツッコミにも、断固とした否定も肯定もありませんでした。ここはそれ以上突っ込むところでもないでしょう。(笑) 印刷用コート紙に、水系インクで前処理無しにプリントが可能とのことで、リコーのVC60000と同類項に見えます。最近、「水系でコート紙に前処理無し」とか「水系でフィルムに前処理無し」という事例が増加しつつあるようです。

Samba のヘッドユニット

Sambaヘッドモジュール(右)とSG1024(左)

Acuity Ultra 5m幅機

Acuity LED1600R

Jet Press 540WV

バックヤードにあった窒素生成・供給・制御装置

FESPAにはINCA ONSET M B1対応の高速スキャン機が富士フイルムのブースにも展示されていましたが、今回のIGASブースにはは展示されていません。

IGAS 速報 (3)に続く

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