- 2022-4-26
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先日、エプソンの「欧州でのヘッド外販ビジネス強化のためスイスに拠点設立 – スイスiPrint研究所との協業により、新規アプリケーション※開発に対応 –」というプレスリリースをご紹介しました。今回は、その iPrintという研究所を紹介します。一言で申せば「スイスの大学に属するインクジェット技術の研究開発機関」で、日本人若手研究者の堂前美徳さんがマネジメントを担当しているユニークな組織です。
場所柄、欧州企業との共同研究が多いですが、堂前さんは日本企業とのオープンなコラボも推進しており「毎日がカンファレンスや展示会のような、そんな環境を作ろうと思っています。日本企業の為の機会創出、人材育成、のための場を提供しています。日本企業でも多少文化は違うところもありますから、そんなところにも少しでも、興味を持って前に進んでくれたらいいなと。若手が楽しく働ける会社が増えて欲しいですね。」とのことです。
Linkedinにも登録しておらず(=国際的なビジネスシーンには存在していないも同然)、開発費の抑制にしか関心が無いようなマルドメ上司達には見切りをつけて、個人でもまずは Linkeninに登録して、堂前さんと繋がりませんか?(笑)
コロナ前の 2019年 10月に iPrintを訪問した時の画像です。中央の人は創設者の Kircher氏。彼が退職した後は堂前さんが後継となり、研究開発をマネジメントしています。スイスのフリブール( Fribourg(仏)/フライブルク Freiburg(独))にあり、周辺環境は長閑な牧草地です。ええなあ~(笑)↓↓クリックするとスライドショーになります。 実験室内の様子 ↓↓クリックするとスライドショーになります。 因みに堂前さんは、前職セイコープリンテックでパリに駐在して、自ら開発に関わったインク循環ヘッド「RC1536」の市場開拓と技術サポートを担当していましたが、そこでスイスの iPrintに転職!「やりたいことをやれる30歳代のうちに・・・」と、ご本人は当時言っておられましたが、家族帯同で駐在中に、外国から外国へ、それもビザ取得が非常に難しいスイスへ・・・外国人の友人にはよくある話なんですが、日本人としては規格外ですね! 2020年、OIJCが主催した JIBC(Japan Inkjet Business Conference)で講演する堂前さん。「私はオカネが嫌いです」というツカミでウケました(笑)