Kornit Digital Japan:Sustainable Fashion Tokyo 2021

イスラエルの、DTG分野での世界的メーカー「Dornit Digital」日本法人が、同社の DTF(Direct to Fabric」機である PRESTOの国内発表として開催した「Sustainable Fashion Tokyo 2021」に参加しました。

↓↓ Kornit_Digital Asia Pasific CEOの Ilan Eladさん

↓↓ モデルが着ている衣服は全て顔料機の PRESTOでプリントされています。

日本企業のイベントとは根本的に発想が違います。日本企業の新製品発表会などでは、ヘッドがいかに優秀か!とか色域がいかに広いか!スジムラをどういう技術で消しているか!・・・などのアピールが前面に来ることが殆どです。まれに、デザイナーとコラボした作品を展示するケースも見られますが、まあその域を超えませんね。

今回のコーニットの「Sustainable Fashion Tokyo 2021」場合は「実現したい世界観を提示する」みたいなノリがあり、デザイナーが衣服をデザインし、それをファッションショーに出すまでの流れをテンポのいいカットで動画で紹介するとか、メルヘン作家の世界観をプリントで紹介するという感じで、プリンタの機能説明はありません。

全体は二部構成となっており、一部がプレス関係者、二部がパートナー・ブランド・顧客候補など向けで、対象ごとに内容を少し変えて訴求点がツボを外さないような工夫をしてあります。

↓↓ユーザー事例として、印刷業界からの転職・企業僅か2年で、いまや知る人ぞ知るブレーク中の「Ream」の展示コーナーを設けていました。Reamについてはこちらの記事を参照ください。


私も第二部のパネルディスカッションのモデレーターとして出演しました。

パネリストは右から、ご存知コーニットの多田さん。

Debsというコンバーターの Haniさん。100年前にレバノンから日本にやって来たファミリーの5代目で、流暢な関西弁を話す(笑)日本をベースにしつつ、売上高の 95%が輸出なのだとか・・・コーニットの PRESTOを導入する日本最初の顧客となるとのことで、11月から京都近辺で設置が始まり来年初からの運用を目指しているとのこと。生産と同時にコーニットのショールームとして見学も可能とのことで、是非拝見しに行きたいと思います。その左は Printioを運営する堀江さん。

私の右隣は Reamの創業者 UTAさん。Reamと UTAさんについてはこちらの記事を参照ください。

ところで私やパネリストの皆さんが来ている Tシャツは「MAXテクノロジー」という「刺繍とそっくりな立体プリント」を実現するプリント技法でプリントされたもの。下のアップ画像をご覧ください。

画像はクリックすると拡大します。
これは従来の刺繍ですが、いずれ置き換わるのでしょうか?(笑)→→



なお、敢えて写真は載せませんが、イベントの後には、緊急事態宣言も明けた渋谷で「ネットワーキングパーティ」が開催されました。ここまで含めて素晴らしいイベントでした。

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